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「即位礼正殿の儀」をブラウン管テレビで見た猛者がいた いったいなぜ?本人に聞いた

笹木 萌

笹木 萌

2019.10.24 20:00
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ブラウン管テレビは日常的に使っていた

HMizunoさんによれば、これは型番「14CP-D30」の三菱のブラウン管テレビで、メーカーが公開する販売年度一覧表には1983年との記載がある。つまり、昭和に誕生した型のテレビで間違いないということだ。

HMizunoさんは学生の頃からレトロなテレビを日常的に使用しており、現在所有しているテレビはこの1台のみだという。なぜブラウン管を使い続けているかを聞くと、

・ブラウン管の画や音が好みである
・インテリアとしての見た目が気に入っている
・テレビ上に物が置ける
・アナログな要素に魅力を感じている
・修理や改造を楽しめる(最近の製品は構造上、改造が難しいとのこと)

などを理由に挙げている。投稿したテレビも自身で修理したり、音をよくするためにスピーカーを改造したりするなど、かなり愛着があるようだ。

また、ブラウン管で地デジ放送が見られる仕組みだが、RFコンバータという機器を使って地上デジタル信号をアナログテレビ用の信号に変換、さらにそれをアナログVHF 1chに変換しているとのこと。

よってテレビのダイヤルは1chにセットしたまま、地デジチューナーについていたリモコンでチャンネルを変更しているということだ。

マーガリンのケースに必要な電源回路を入れている
マーガリンのケースに必要な電源回路を入れている

HMizunoさんはブラウン管で「即位礼正殿の儀」を視聴したことについて、

「生中継を通しではありますが歴史的な行事をリアルタイムで見ていること、そして陛下のお言葉を拝聴し、非常にありがたく、感動しました」

と話す。次に年号が変わったとき、同じようにブラウン管で即位の礼を見たいかという問いには、

「いいえ、次回は新しいデバイスで見たいと思います。

近年の技術開発状況から、おそらく次回は『平面の画面』で見る時代は終わっていると想像されます。VRシステムでその場にいるかのような映像で放送されるかもしれませんし、もしかしたら脳と通信するデバイスが登場して家に居ながらにして現地にいるのと全く変わらない体験ができるかもしれません」

としていた。

そのうち、今私たちが使っているデバイスも、「平成レトロ」と呼ばれてしまう時代が来てしまうのかもしれない。

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