最近、地元帰ってますか? 飼い主を待ち続ける「実家の愛犬」描いたマンガが泣ける
実家を離れての新生活。環境の変化に適応しようとするあまり、本当に大切な存在のことを忘れてしまってはいないだろうか――
そんな思いを抱かせるマンガが、ツイッターで話題だ。
作者は働き方やキャリアをテーマにしたウェブメディア「Dybe!」でイラストレーターを務めるDybe!マンの中の人(@dybeman)さん。
「誰かに必要とされたい女の子が犬に救われる話」として2019年9月3 日、ツイッターでオリジナルのマンガを投稿した。
主人公・ハルカは、上京して日々押し寄せる仕事や人間関係に疲れながらも、「必要とされたい」と願っている。しかし、気がつけば自分がひどく疲弊していることに気づき、ボロボロに疲れ切った心身を癒すため、数年振りに実家に帰ることに...。
「私のこと待ってくれてたの?」
数年振りに実家に帰ると、耳まで真っ白になった愛犬・マルの姿が。過ぎ去った年月の重さを実感しつつも、ハルカは愛犬と散歩に出ることにした。
すると、昔と変わらず飼い主をぐいぐい引っ張るマル。あまりの力強さにハルカはへとへとになってしまう。
家に帰ると、母親からマルの最近の様子が語られる。
母親によれば、いつもは散歩に行っても疲れてすぐに帰りたがってしまうのだという。どうやら、ハルカと一緒だったからこそ老体に鞭打って頑張っていたようだ。
「マルはあんたのこと、ずっと待ってたのよ」
と母親。マルと一緒に過ごした時間を思い出し、必要とされていたことに気づいたハルカは涙を流す。
物語は愛犬・マルの視点からも語られ、ハルカとの思い出や故郷を遠く離れてからも帰省を待ちわびていた様子が「女の子に必要とされたい犬がこれから救われる話」と題した漫画で紹介されている。
遠く離れてもなお、変わらず飼い主のことを想う愛犬のエピソードに、ツイッター上ではこんな反応が。
自らの体験に置き換えて、「泣きながら読みました」との声も。多くのリプライが寄せられるなか、投稿したDybe!マンの中の人さんも、
と返信していた。