キュートすぎて食べられない? 井の頭公園「猫ドーナツ」、コタツ柄の包みもニクい
外はサクッと、中はモチモチ
ブルースカイコーヒーは京王井の頭公園駅が最寄りだが、JR吉祥駅からも歩いて10分ほどで行ける。緑あふれる公園内を歩いていくと、生い茂った木々の中に隠れ家のようなカフェが現れる。どこか清涼感のあるその佇まいは、気温33度のうだるような残暑を忘れさせてくれる。
平日の昼ということで公園内の人は少ないが、店には先客が2人いた。さっそく猫ドーナツを頼もうとするも、店先のカゴにその姿はない。
話題になりすぎて売り切れてしまったのか――?恐る恐るスタッフに聞いてみると、透明な袋に入れる持ち帰り用は、冷やしている最中とのこと。その場で食べる分には問題ないようで、コタツ柄の紙の包みに入れて渡してくれた。
価格は220円。その場で食べる用に出してもらったため、ドーナツはあったかい。気持ちよさそうに眠っているような、こんがりとしたネコを見ていると、穏やかな気持ちになる。
香ばしい匂いの猫ドーナツは表面がサクッと、中はモチモチだ。食べるのがもったいないほどかわいいのはもっともだが、味もほどよい甘さで食べやすい。大判焼きの生地部分に近い印象だ。
店のツイッターによれば、猫ドーナツは北海道産の全粒粉小麦と国産米粉、メープルシロップを使用。中に具は入っていないため、素朴な味を楽しみたい人におすすめだ。
9月2日13時にはツイッターで一時「売り切れ」の報告をしているほどの人気ぶり。井の頭公園の新たな名物となる日も、そう遠くないかもしれない。