山形の被災地を応援したいなら、「庄内酒まつり」に参加しよう 主催者も「元気な姿を見せたい」
2019年6月18日、山形県沖を震源とする地震があり、鶴岡市で震度6弱を観測した。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げたい。また1日も早い復興をお祈りしたい。
いまツイッターには、何か復興支援のお手伝いはできないか、「食べて応援」「買って応援」できるものはないか、という声が挙がっている。これに対して、山形県民、あるいは山形出身者と思われる人たちから、こんなコメントが......。
「被害の大きかった庄内地方は米どころですから、やはり米と酒を存分にお買い上げください。あと浜の海産物。これから岩牡蠣が美味しい季節です」
「コメも酒もメロンもだだちゃ豆も、んめもの(美味いもの)沢山ありますし、ぜひそちらもお願いしますね」
「小茄子の瓶漬けというお漬物も美味ですよ」
「美味しいものを食べに来てほしいかな」
なるほど、山形県には美味しいものがたくさんありそうだ。
そこでJタウンネット編集部は、6月25日、山形県庁に問い合わせてみた。「いまいちばん応援してほしいことって、何ですか?」
「こんな大変な時だから開催しよう!」
電話で答えてくれたのは、山形県商工労働部の商業・県産品振興課の担当者だった。
「鶴岡市大山地区には古くからの酒蔵があるのですが、その多くで建物の損壊や、瓶詰めした製品に被害が発生しています。また鶴岡駅前周辺や、酒田市の蔵でも、被害が出たと聞いています。ただそんな中ですが、7月6日に予定していた『庄内酒まつり』は開催しようと決定したようです」
写真上は、「庄内酒まつり2019」のチラシ表面だ。庄内酒まつりは、出羽三山に囲まれた豊かな庄内平野から生まれる地酒18蔵、130種を集め、庄内の豊かな食文化と共に、発信しようというイベントである。
また最新情報を伝える「庄内酒まつり2019~やまがた芳醇~」公式Facebookページにも、次のように投稿されている。
「こんな大変な時だから開催しよう! 心配してくれてる人たちに元気な姿をみせたい! と言ってくれたのは被害のあった蔵元さんや酒販さんです。ようやく、いろいろな調整が終わり、開催することを宣言できます!!」
ちょっと泣かせるメッセージではないか。被災した蔵元さんも元気に参加するという。「食べて応援」「買って応援」したい読者にとっては、絶好の機会かもしれない。
鶴岡市で開催される「庄内酒まつり」で、庄内のお酒を楽しむ、だだちゃ豆や小茄子の漬物を味わう......、それがいま一番の支援になる、ということだ。
「庄内酒まつり2019~やまがた芳醇~」については、詳しくはこちらをご参照のこと。