大阪の「白飯+お好み焼き」病院食に注目 栄養バランスは大丈夫?専門家に聞いた
2019.06.19 17:00
「大阪では常識... 炭水化物on炭水化物!!」
このツイートには1万9000を超える「いいね」が付けられている。投稿のリプライ欄には、関西人とみられるユーザーからこんな反応が。
「普通やん 完全栄養食だw」
「お好み焼きには白米が常識!何が衝撃なのかわからなかった大阪人 普通やでwww」
「これは大阪では常識... 炭水化物on炭水化物!!」
「私も大阪在住で去年入院した病院では普通にお好み焼き出てました!」
とはいえ、どこかお好み焼きと白飯の組み合わせには、勝手ながら不健康なイメージも。そこでJタウンネット編集部は、大阪府栄養士会に電話取材を試みた。電話で答えてくれたのは、藤原政嘉会長だった。
「ご飯にお好み焼きは『重ね食い』やないか、と思われるかもしれませんが、お好み焼きというのは実にバランスのとれた料理なのですよ。キャベツがたっぷり入ってますし、肉やエビ、イカも入っていて、タマゴ、ヤマイモまで入っています。非常にバランスが良いおかずと言えます。お好み焼き定食は病院食としても優れていると思いますよ」
藤原会長は40年以上も病院食に携わってきたが、病院の食事はまずいという印象があることを残念に思っていたという。長期の入院となると、どうしても病院食にあきてくる。あきさせず、食欲を刺激するためには、日常性を取り入れ、その土地の食文化を取り入れる工夫は、大切なことだ。
「大阪人の好きな日常食を病院食に取り入れた、栄養士さんを賞賛したい」と藤原会長。「選択メニューにするとか、箸休めに酢の物やおひたしを付けるとか、まだまだ工夫の余地はあるかも知れませんね」と、熱く語ってくれた。