300段の過酷な石段、乗り越えた先の超絶景! ダイナミックな渓流を望む混浴秘湯【栃木県・ 湯守田中屋】
混浴女子とめぐる!ニッポン秘湯図鑑
第十六回 栃木県・塩原温泉 湯守田中屋 文・写真:蜜月檸檬
こんにちは、混浴温泉に魅せられて全国の秘湯をめぐっている蜜月檸檬です。毎回ひとつの混浴温泉にスポットを当てて魅力をお伝えしているこの連載。今回は、栃木県の塩原温泉にある「湯守田中屋」です。

「湯守田中屋」は日光国立公園特別地域内の塩原渓谷にある温泉旅館。
渓谷を降りていくとダイナミックな眺めの混浴露天があります。混浴露天から望める渓流は、大きな白い岩間にしぶきを上げて美しいエメラルドグリーンにきらめいていました。
旅館から渓流へ続く長い石段を降りて混浴露天へ
混浴露天へは旅館の前から石段を降りて行きます。降りはじめても渓流は見えてきません。それもそのはず、なんと約300段もあります。

日帰り入浴でうっかりおしゃれな靴を履いて行くと大変なことになるので、歩きやすい靴で行くと良いです。
休みながら階段を降りていくと緑の木々の間からエメラルドグリーンの渓流が見えてきました。

ロケーションは自然のままの野湯のようですが、湯船がちゃんと作られていて清掃も旅館でされているのできれいです。ちゃんと風呂桶も用意されています。
脱衣所はありますが棚だけなので女性は近くにある女性専用の露天風呂で着替えてタオルを着けて混浴露天まで移動すると入りやすいかもしれません。
300段を降りた先にある広大な混浴露天
混浴の露天風呂はかなり広く気持ち良く入ることができます。長い石段を降りてきた甲斐がありました。

源泉は熱めで100%天然温泉かけ流し。湯船が広いのでこの日は快適な湯温で入ることができました。
カップルにも人気のこちらの混浴露天。ハイキング気分で石段を降りて程よく疲れた体は、自然豊かな絶景に心弾ませ、混浴露天に胸が高鳴ります。二人の仲を深める旅にも良いかもしれませんね。
川沿いでも混浴露天を楽しめる
広大な混浴露天の他に、すぐ近くの川沿いにも混浴の露天風呂があります。
川の流れを眺めながら落ち着ける混浴露天になっています。

石で造られた囲いがちょっと秘密基地のようです。
川が増水した時は入ることができませんが、それだけ川を目の前に楽しむこができる場所にあります。
広々とした渓谷に混浴露天が数種類あるのでゆっくりと過ごすことができて良いですね。
「湯守田中屋」は、夏休みに田舎へ川遊びに来たような渓谷の大自然を楽しめるのが魅力です。
入道雲が立ち上る暑い日に訪れたい「湯守田中屋」の混浴露天。
混浴露天を思う存分楽しんだあとは、登りの300段の石段が待っていますよ。
