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ミスマッチすぎ? 和菓子屋入り口に「エイリアンVSプレデター」、謎オブジェ設置の理由は...

笹木 萌

笹木 萌

2019.06.11 21:00
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佐賀県武雄市にある「菓子処 おりき」。流れるような字体で「まんじゅう」と書かれたのれんが、風情を感じさせる。しかし、入り口の傍らには巨大な門番が――。

何かの撮影だろうか(青きみらの@milanoctionさん提供)
何かの撮影だろうか(青きみらの@milanoctionさん提供)

和菓子屋の前にしてはずいぶんと物騒だ。

睨みを利かせる武士(?)と、武器を向けられ立ち尽くす何か。雨に降られないよう屋根まで設置してあるが、これはいったい何なのだろうか。ツイッターではちょっとした写真スポットのような扱いを受けており、「看板息子」などとうまいことを言い出す者もいる。

ツイッターでは「プレデター」とも呼ばれているが、店主の趣味なのだろうか。Jタウンネットは2019年6月11日、その真相を聞いてみた。

「映画は見たことない」

遠くから見ても存在感がある(C)Google
遠くから見ても存在感がある(C)Google

店主の力安洋さん(68)によれば、これはSF映画「エイリアンVSプレデター」(2004)のキャラクター。武器を持った方が「プレデター」、もう片方が「エイリアン」だという。自身の作品ではなく購入品とのことで、店をオープンした4、5年ほど前から設置している。

力安さんは映画を見ていない。なぜこれを設置したかを聞くと、

「ただ珍しいから。みんなが喜ぶけんね」

とのことだ。大きいものは2メートル以上あるのではないかといい、選んだ理由は「(映画は)見たことはないけど、インパクトがあるから」だという。確かに、和菓子屋の前のこれを見て何も思わない人はいるまい。

左がプレデター、右がエイリアン(ひねもす@yagizaumaさん提供)
左がプレデター、右がエイリアン(ひねもす@yagizaumaさん提供)

「菓子処 おりき」は1階が和菓子販売、2階がアジアン雑貨屋となっている。以前訪問した人のブログよれば、店内にも小型の輸入品が飾ってあったというが、力安さんはすでに販売してしまったという。売り物であったことに驚きだが、店頭の2体については、

「何回か売ってくださいと言われたけどねえ...」

と、手放す気はないようだ。

和菓子と雑貨のお店を開いたのも「若い人に来てもらいたかったから」と話す力安さん。これからも2体の看板息子がお客さんを呼び寄せてくれるだろう。

足を止めずにはいられない(ひねもす@yagizaumaさん提供)
足を止めずにはいられない(ひねもす@yagizaumaさん提供)

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