お寿司のご飯を「シャリ」と呼ぶのはなぜ?
意外な由来に驚き
お寿司屋さんの業界用語としてよく挙げられるのが「ガリ」「むらさき」「シャリ」という言葉。
ガリはしょうがのことで、ガリガリするから、むらさきは醤油のことで醤油の色が紫に見えるから、というのを知っている人は多いでしょう。ですが、なぜごはんのことを「シャリ」というのかは知らない人が多いようです。
金沢のあるお寿司屋さんの話では、ご飯を酢とシャリシャリと切るように混ぜる音に由来しているということでしたが、それ以外にも興味深い話があります。
「シャリ」というのは、もともと「舎利」というインドのサンスクリット語で「お釈迦様の骨」という意味があるのです。
お釈迦様がなくなったときに、遺骨を分骨して、8つの仏舎利塔に安置されたのですが、さらに8万にまで、分骨されお釈迦様の骨は、米粒くらいに小さくなったそうです。
それを見た僧侶が「ご飯はお釈迦様の骨のようだ」と言ったことからご飯が「シャリ」と呼ばれるようになったそうです。
つやつやなお寿司のシャリ。意外なところから呼び名がきているのですね。
(ライター:りえ160)