またがるのは馬じゃない、バイクだ! 超ファンキーな「五月人形」が発見される
毎年5月5日の端午の節句にあわせて、五月人形を飾るご家庭も多いはずだ。五月人形の鎧兜には、大切な子供を交通事故や病気から守ってくれるようにという願いも込められているとされる。
そんな五月人形にも様々な種類がある。いまツイッター上で注目を集めている人形を紹介しよう。
鎧兜を身にまとった五月人形がまたがっているのは、馬ではなくバイク。右手を挙げてポーズを取り、なんだかとっても強そうだ。
話題の発端となったのは、「自炊力 料理以前の食生活改善スキル」(光文社)などの著書で知られるフードライターの白央篤司さんが2019年5月8日に投稿したツイート。白央さんは、
「鹿児島のホテルにあったファンキーな五月人形」
とバイクにまたがった人形の写真を投稿し、話題となった。
いったい、なぜホテルにこんなファンキーな五月人形が置かれているのだろうか。
「せっかくなら遊び心もある方が」
話題の五月人形が置かれているのは、鹿児島市内にある「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」。ホテルの広報担当者は2019年5月13日、Jタウンネット編集部の取材に応じ、今回のような一風変わった人形を設置している理由について、
「『人形のふくなが』(編注・鹿児島市の人形販売店)様の好意で、ホテルの利用者に季節感を味わっていただくために正月は大型の羽子板、桃の節句(2~4月)は雛人形、端午の節句は五月人形を飾っていただいております。五月人形は、以前は兜飾りでしたが、ここ数年はバイクにのった五月人形を飾って頂いております」
と回答。訪れたお客さんの反応としても、
「大変好評です。インバウンドの宿泊者も多くなっており、一緒に写真を撮られる方も多いです」
と好評のようだ。話題の五月人形を提供した「人形のふくなが」の福永富士男会長に13日、どうしてユニークな五月人形を置き始めたのか聞くと、
「もちろんまともな五月人形もよろしいとは思うのですが、せっかくなら遊び心もある方が少し足を止めてご覧いただけるのではと飾っています」
と回答。五月人形は「バイク乗り大将」という名前で、7、8年くらい前から「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」に飾るようになったという。
話題の「バイク乗り大将」をインターネット上で調べてみると、現在は在庫切れとなっているよう。今後、ゴールデンウィークに鹿児島を訪れた際には一風変わった五月人形に会いに、「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」を訪れてみるのも一興かもしれない。