10連休の京都、混雑回避には「山科乗り換え」がおすすめ! ICOCAなら運賃も2割オトクに
10連休となる今年のゴールデンウィーク(GW)。旅行客で大混雑が予想される京都で、少しでもストレスを回避するコツが、京都駅の隣にある「山科駅」の活用だ。
JR西日本がこのほど、山科駅を使ってJRから京都市営地下鉄に乗り換えるとJR運賃の20%をICOCAポイントで還元する「山科駅から京都観光に行こか!ICOCAポイントキャンペーン」を始めた。2019年4月20日から5月19日までの適用だ。
東の玄関口、山科
キャンペーンでは、京都以西のJR西日本関西エリアから山科駅で地下鉄に乗り換えると、乗車区間のJR運賃を後日20%分ICOCAポイントで還元する(ICOCAポイントサービスの登録が必要)。山科駅を「京都の東の玄関」とまで銘打って知名度を上げようと努めている。
京都駅から市街の観光地に向かうにはバスがメインだが、殺到する観光客をバスでは捌ききれず、京都駅前のバス乗り場では毎日長蛇の列ができている。
さらに道路ももともと渋滞が激しいのでバスは牛の歩み。ということで限界に近付いているバスではなく鉄道で市内に出たい人にオススメのルートが山科経由というわけである。
山科から地下鉄東西線に乗り換えれば約7分で祇園・平安神宮に近い東山駅、13分で烏丸線と接続する烏丸御池駅に到着するので渋滞から解放されて移動できる。
もっとも、この還元サービスが適用されるのはICOCAのみで、Suica、TOICAなど他のICカードでは使えない。さらに、乗車エリアも前述のように限定されているので、事実上関西在住の人に向けてのサービスであるが、嵯峨野線(山陰線)と奈良線も適用エリア内なので、ICOCAさえお持ちなら嵐山や奈良・宇治から京都市内に向かう時にもちょっとお得だ。
ただ、山科駅は他にもメリットがある。京都駅と同じ「京都市内」の駅になるので、都区市内相互発着のきっぷを持っていれば、京都駅で途中下車しなければ山科駅で降りてもよい。
この駅はJR京都線(東海道線)と湖西線の分岐駅だが、金沢方面・東京方面・山陽方面のどこから来ても京都駅を通り過ぎて途中下車でき、そのまま京都市内の行きたい場所にフラリと行ってみる旅も可能だ。
バスと道路が非常に混雑する京都だが、こうした小さな知恵を活用してリラックスな旅をしたいものである。