北九州市のシンボルが生まれ変わる 「目玉だらけ」小倉城リニューアルの全貌
北九州市のシンボルが、小倉の街に帰ってくる――。関ケ原の合戦の功により入国した細川忠興が築城。1959年(昭和34年)に再建され、「続日本100名城」にも選ばれた小倉城のことだ。現在では、「花見の名所」としても市民に愛されている。
そんな小倉城が、約半年の改装工事を経て、2019年3月30日にリニューアルオープンするのだ。天守閣再建60周年を迎える今年、内部の展示や内装を一新。「しろテラス」という観光施設も新たにオープンするなど、これまで以上に魅力的な観光地として生まれ変わる。
人気アニメ「SAO」とのコラボも
今回のリニューアルは、まさに目玉だらけ。
天守閣広場には、小倉ゆかりの剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎のモニュメントが登場。サイズは等身大なので迫力満点。SNS映えしそうな一枚が撮れそうだ。天守閣の3階にも、巌流島の決闘を再現したフォトスポットが設置される。
そのほか、天守閣の1階には、小倉城の歴史を凝縮した映像を大画面のスクリーンで楽しめるシアターや、佐々木小次郎の愛刀を再現した展示が登場。1階から5階までをつなぐエレベーターも新設され、バリアフリー整備も大きく進んだ。
天守閣南側の広場には、「しろテラス」という観光施設もオープン。お土産コーナーや観光案内デスク、落ち着いた雰囲気のラウンジ、小倉の老舗茶屋「辻利茶舗」も入店。観光の拠点として活用できそうだ。
今回のリニューアル開業にあわせて、様々なイベントが実施される。30・31日には花見シーズンにあわせた「小倉城桜まつり」が行われるほか、4月6・7日にはマルシェイベントの開催も予定している。
さらには、若者に人気のアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」とのコラボ企画も実施される。主人公のキリトが、宮本武蔵と同じ二刀流のキャラクターである縁などから決定したものだ。
ここだけで手に入る限定グッズやフォトスポットの設置、アニメ公式コスプレイヤーや着ぐるみも登場するなど、まさにファン必見のイベントとなっている。
そのほか、リニューアル開業と同時に、城周辺のライトアップも完成。市民が愛する北九州のシンボル、そして観光客の訪れる地として、小倉城の存在感は今後さらに増していきそうだ。<企画編集・Jタウンネット>