町内会費を払わないと、ゴミも捨てられない... 「リアル八つ墓村です」とある住民の嘆き
解決が難しい町内会トラブル。先日、Jタウンネットが体験談を募集したところ、青森県に住むXさん(30代・女性)から、さっそく投稿が届いた。
「リアル八つ墓村です」。こう嘆く彼女が住む土地では、町内会費を払わないとゴミ捨て場を使えないそうで――。
権力者に嫌われると「村八分」
まずお話ししたいのは、ゴミ捨て問題です。
各町内でゴミを捨てる小屋があるのですが、町内会費1000円を払わないとゴミを捨てられません。少し前、都会から引っ越してきた40代の夫婦が、「町内会費に納得いかない!」と支払いを拒否しました。
すると、近所のおばさんがゴミ捨て小屋を見張るように。その夫婦がやってきた瞬間に、「ゴミを捨てるな!」と怒鳴りつけていました。狭い村なので次の日、唯一村にある水産加工場ではその話で持ちきりでした。
「お金も払わないのにゴミを捨てようとしている!」と。
続いて、「納税組合」についてです。
うちの町内では、税金を個々で納める事がなぜかよく思われません。必ず毎月、納税組合の代表の町内会長の所に税金を納めに行くのです。うちの母が「これからは自分で納税を支払う!」と言うと、町内会長が自宅に来て「なぜ?どうして?」。これが1週間続きました。
結局、納税組合からは抜けることが出来ませんでした。
「お婆さんがいるだろ!!這ってでも来させろ!」
お祭りも大変です。
祭り当番と呼ばれる人たちがいて、祭りの下準備を必ずしなければなりません。大当番、当番と分かれていて、大当番は朝の8時から夜の23時まで拘束されます。絶対に断ることはできません。
8月のお盆期間に3日間行われるのですが、職場によって平日なので休みでない企業もあります。ご近所の方が、「家族全員が仕事なので大当番など出来ない!」と断ったところ、町内会の面々は、
「お婆さんがいるだろ!!這ってでも来させろ!」
と。確かにそのご家庭にはお婆さんがいますが、年齢は80近く。杖もついています。
ですが結局断ることは許されず、そのお婆さんが集会場に朝から晩まで留守番をするという事で納得してもらったそうです。
村の偉い人?といいますか、権力者に嫌われると村八分です。
村に1つしかない薬局は以前、村八分にされて「買い物に行くな!」と指示が出て、誰も行かなくなる事態に。また、村に4つある商店のうち1つも村八分にされ、同じく「買い物に行くな!」との指示が。誰も店に行かなくなり、結局は店を閉めてしまいした。
リアル八つ墓村です。
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