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カレーのルー、「ドロドロ派」VS「サラサラ派」 国民の8割が支持したのは...

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2019.01.25 06:00
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もはや国民食とも言える「カレーライス」。しかし、一口に「カレー」と言っても、「ルーのトロミ具合」で大きな違いが生まれる。

具材をとろりとするまでよく煮込んだ「ドロドロ」タイプと、スープのようにあっさりと食べられる「サラサラ」タイプ。どちらの方により親しみを覚えるだろうか。

Jタウンネットでは2018年10月25日から19年1月22日まで、「カレーのルー、『ドロドロ派』?『サラサラ派』?」という質問で読者アンケートを行った(総得票数:616票)。

気になるカレーのルー事情。地域毎に違いはあるものなのだろうか。はたして、その結果は――。

「ドロドロ派」が圧勝

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ご覧の通り、76.5%(471票)を獲得し、「ドロドロ派」が優勢の結果になった。ドロドロ派の方が多かったのは47都道府県のうち35か所で多数を占めている。全国的に見て、ルーがドロドロしている方が好きな人が多いようだ。

一方の「サラサラ派」は23.5%(145票)で劣勢の結果に。地域別でみると、栃木、富山、島根、山口、福岡、熊本の6か所ではドロドロ派を上回ったが、いずれも僅差。岐阜、福井、三重、和歌山、鳥取、岡山の6か所で両者の票が拮抗したことを考慮しても、サラサラ派は苦戦を強いられた。

特筆すべきは、票が拮抗した地域を含め、サラサラ派が栃木を最東端として、西日本を中心に分布したことだ。特に九州地方の福岡では得票数自体は多くなかったものの、63.6%の人がサラサラ派と回答している。「九州の美味しい食べ物が集まる」とも言われる福岡では、カレーは飲み物感覚でサラサラといただき、余力で他の料理も楽しむということなのだろうか。

画像はイメージ(Oka21000さん撮影, Wikimedia Commonsより)
画像はイメージ(Oka21000さん撮影, Wikimedia Commonsより)

地域によってカレーのイメージも異なる。サラサラ派の代表格「スープカレー」の発祥の地としても知られる北海道だが、今回の調査ではドロドロ派(73.3%)、サラサラ派(26.7%)となり、ドロドロ派に譲る結果となった。

ネット上では「北海道のカレーはジャガイモと玉ねぎがたっぷり入るからドロドロ。昔、母親が作るカレーは特に硬くてお玉から落ちて来なかったよ。ポテトサラダか!って感じだった」との声も上がっていた。

一方、濃厚でドロッとしたルーが特徴の「金沢カレー」を有する石川では、ドロドロ派が96.5%で圧勝した。ネット上でも「ドロドロじゃないのは金沢カレーじゃない」との声も上がっているほどで、石川県民としては納得の結果かもしれない。

今回の調査ではドロドロ派が優勢の結果となった。しかし、インターネット上では近年、グルテンフリーなどのブームからサラサラとした小麦粉抜きのスパイスカレーのブームも来ているとの話も出ているようだ。ひょっとすると近い将来逆転現象もあるかもしれない。今後の動向にもあわせて注目したい。

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