群馬のハニワ、まさかのグッズ化 人気10体が「ゆるカワ」缶バッジに
群馬県内で出土した埴輪100体の人気投票「群馬HANI-1(はにわん)グランプリ」の結果発表が2018年10月14日に行われ、「笑う埴輪」「ぐんまちゃん埴輪」など非常にユニークな埴輪たちが選出された。
投票の結果は以前Jタウンネットの記事でも紹介したが、なんと今度は上位10位までに選出された埴輪たちが缶バッジになって登場するのだという。
画像のように可愛らしい缶バッジに埴輪の姿がプリントされている。こうやって改めて埴輪たちを見てみると、なんだかとても可愛らしいマスコットキャラクターに見えてくようで不思議だ。
Jタウンネット編集部は缶バッジの生みの親を直撃した。
「群馬の埴輪最高!」
缶バッジの名称は、HANI-1グランプリにちなんで「HANI-缶(はにかん)」。12月3日から19年2月28日まで開催される「群馬HANI-缶ラリー」のオリジナル缶バッジだ。県公式サイトによれば、本イベントでは各所蔵施設を訪問し、受付窓口で
「群馬の埴輪最高!」
「群馬は個性豊かな埴輪がたくさん出土していて誇りに思う」
などと、「はにわ愛」を語ると、先着50人に各館所蔵の埴輪の缶バッジがプレゼントされるとのこと。5種類以上の缶バッジを集めた人は、県立歴史博物館で「ぶじんくん」 缶バッジという激レア(?)アイテムがプレゼントされるそうだ。
Jタウンネット編集部は18年11月29日、今回のイベントを企画した県文化振興課東国文化推進室の酒井玲美(さかい・れみ)さんに話を聞いた。缶バッジを受け取るのに埴輪への愛を語ってもらうのはどうしてなのか聞くと、
「埴輪に愛着がある人に手に取ってもらいたい」
とのこと。さらに今回のイベントに関して、
「実際に埴輪に会いに行って頂きたいとの思いで企画しました。特にお子さんに来てもらいたいです」
と、HANI-缶は子どもにも親しみやすいよう可愛らしいデザインを心がけたそうだ。
当初はスタンプラリーも検討していたが、「1か所でも訪れた人に渡せるものがいい」と缶バッジを配布することに。
今回の缶バッジはいったいどこで作っているのか聞くと、なんと酒井さん自身がデザインをし、東国文化推進室内で手作りしたものだという。HANI-缶愛もひとしおのようだ。
「埴輪をきっかけにして、観光につなげていけたらと思います。『いい埴輪に会いに行こう』と各館を訪れてほしいです」