「日曜大工の音がうるさい！ネット掲示板へ怒りをぶつけたら、逆に隣人が苦情を言ってきて...」（埼玉県・40代男性）

集合住宅では、隣人の騒音にイライラしても「もしかして、困っているのは自分だけ？」と思うと、なかなか苦情を言えないものだ。今回、埼玉県在住の会社員、40代男性から届いたご近所トラブルは、心の内に秘めたうっぷんを匿名でネットに書き込んだことがきっかけで、思わぬ方向へと発展していったケースだ。

両者とも「休日を自宅で有意義に過ごしたい」と思った結果なのだが......。

騒音の次に待っていた「無視」

分譲マンションで生活しています。平日は仕事なので、休日は自宅でゆったりと過ごしたいと考えて、数年前に引っ越してきたのです。ところが、隣の住人のある行動で、一時期迷惑していました。

具体的には、土曜日や日曜日などの休日の昼間に、室内で日曜大工をするのです。ベランダでのこぎりを使って板を切っていたり、金づちを叩いたりしている音が私の部屋に響いてくるのです。

隣人とは、ときおり朝の通勤時間帯に顔を合わせるときがあり、それまではあいさつを交わしていました。いつもスーツ姿なので会社員なのだと思います。しかし、スーツにはプレスがかかっておらず、よれよれです。また、お隣は共用廊下側の窓にいつもビニール傘が5本くらいかけられており、少々だらしない家庭だなとは感じていました。

しかし、他からは騒音に迷惑をしているとの声が上がってこないらしく、私の家だけが隣人に苦情を言うのもはばかられると思われました。そこで、分譲マンション専用のネット掲示板に、匿名で部屋番号だけを書いて、何回も書きこみました。

ところが、その書き込みを隣人が読んだらしく、隣人は管理人や、管理組合の理事長に苦情を言ったようでした。しかし、逆に「日曜大工をやっていることは本当なのか？」と問い詰められてしまったそうで、それ以来、日曜大工の音は聞こえなくなりました。

私は問題が解決したと安心しましたが、その代わり、隣人と顔を合わせてもあいさつをしなくなったばかりか、無視し合うようになったのでした。

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