「北九州って怖いまちなの?」 「修羅の国」脱却へ...「自虐」動画でPR
悪いイメージを払拭するために
Jタウンネット編集部は11月13日、今回の動画を企画した市安全・安心推進課の担当者に取材した。担当者は動画制作の背景を、
「悪いイメージは正面から向き合って、払拭する必要があるとのことで今回の企画をしました」
と説明。北九州市のネガティブなイメージが、市民の郷土愛醸成、企業誘致や移住促進などの活動にも悪影響を及ぼすのではないかと懸念されていた。これまで東京ガールズコレクションや北九州マラソンといった明るい話題の発信に努めてきたが、悪いイメージの根強さには手を焼いていたようだ。
また、今回の動画で自虐ネタを展開した理由については、
「ヘルメットは市外の人が持つ本市の悪いイメージや噂を具現化したものです。悪いイメージとは違う実際の北九州市の現状についてもっと知っていただきたい思いがあります」
とアピール。動画は15日現在までに1万5000回以上再生されており、北九州市で行われる企業の採用説明会などでは企業側から動画を使わせて欲しいとの要望もあったそうだ。

動画は地元民からも好評を博したようで、
「『北九州市は怖いんでしょ?』とよく言われるので、これからはこの動画を見せて反論したい」(地元民)
との声も寄せられたそうだ。
担当者によれば、この「STOP!!こわいイメージ」動画の今後の活用は現状考えていないとのことだったが、イメージの改善に向けて引き続き活動していくそうだ。