九州人は絶対に正しく読めない? 「強か」の読み方、分かりますか
「九州人が絶対に正しく読めない漢字が発見される」――。2018年11月13日、ネット掲示板「2ちゃんねる」に、こんな衝撃的なタイトルのスレッドが立っていた。
「えっ、そんな漢字が本当に存在するの!?」。そう思った記者がスレを開くと、目に飛び込んできたのはこんな漢字だ。
![「強か」の読み方、分かる?](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181114174527.jpg)
さて読者のみなさん、この「強か」、なんと読むと思いますか?
「つよか」ではありません
多少難しい読みではあるが、一般的には「強(したた)か」と読む。広辞苑(第七版)をひくと、「非常に強いさま」「てごわいさま」「いかめしいさま」を表す言葉だと解説されている。「健か」とも書くという。
だが、九州のほとんどの地域では、「すごか」「うまか」など、形容詞の語尾を「か」とする方言がよく使われる。そのため、九州人はこの漢字を「したたか」ではなく、
「つよか」
と読んでしまうというワケだ。
実際、2ちゃんねるの反応を見ていくと、九州出身とみられるユーザー達から、
「ちょっと笑った たしかにつよかーだわ」
「これはしゃーない つよか にしか読めないわ」
「つよかーしかありえんやろ」
などの書き込みが。そのほか、「厳(おごそ)か」も、九州人はうっかり「いか(つ)か」と呼んでしまうのではないか、といった声も。
ただ一方で、強かを「したたか」と読むこと自体が難しいためか、「関東人のワイ読めない」「関東でも正解率5%くらいじゃないのかこれ」といった反応もあった。
ちなみに、Jタウンネット記者が、栃木出身の女性部員に「強か」と書いた紙を見せて、「これ、なんて読みますか?」と聞いたところ、回答は「したたか」。一方、福岡出身の先輩記者に同じ質問をすると、間髪入れずに、
「つよか~!」
という答えが返ってきた。やはりと言うべきか、九州人は思わずそう読んでしまうようだ。