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停電中も道民の胃袋を支えた、セイコーマートの「ホットシェフ」って何?

松葉 純一

松葉 純一

2018.09.07 17:00
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2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震で、北海道電力の火力発電所が停止し、道内全域の約295万戸が一時停電した。全道停電という非常事態だった。

そんな中、営業を続け、温かい食品を提供したのが、北海道最大のコンビニチェーン「セイコーマート」。その「HOT CHEF(ホットシェフ)」なるサービスが、北海道民の胃袋を支えたと話題になっている。一見、コンビニによくあるホットスナックだが......これって何だろう?

「北海道の誇り!」「やっぱセコマは神」

セイコーマートのホットシェフ・コーナー(写真はJタウンネット編集部撮影、2015年茨城県鹿嶋市にて)
セイコーマートのホットシェフ・コーナー(写真はJタウンネット編集部撮影、2015年茨城県鹿嶋市にて)

北海道でナンバー1のコンビニ「セイコーマート」、道民なら既によくご承知だろう。埼玉県と茨城県にもあるのだが、全国ではまだまだ知られてないかもしれない。ホットシェフとは、セイコーマートの店内調理コーナーの名称だ。店内の厨房で弁当・おにぎり・ホットスナック・パンを調理、調整して販売するシステムである。なかでも「大きなおにぎり」は超人気商品。カツ丼、フライドチキン、フライドポテトなども定番商品だ。

ホットシェフの、ホクホクのカツ丼(写真はJタウンネット編集部撮影、2015年茨城県鹿嶋市にて)
ホットシェフの、ホクホクのカツ丼(写真はJタウンネット編集部撮影、2015年茨城県鹿嶋市にて)

セイコーマートの公式サイトによると、現在、ホットシェフの取扱い店舗は900店以上。スチームコンベクションオーブンの導入で、半加工した食材を店内でおいしく調理することができるという。この業務用スチームコンベクションオーブンはガスを用いるのが一般的だ。全道停電になっても、セイコーマートで温かいおにぎりを提供できたのは、ホットシェフのおかげではないだろうか。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「ありがとう!北海道の誇り!」「やっぱセコマは神」などといった賞賛のツイートが相次いでいる。

「レジの電源は車から取っています」という報告も続々と......。さすが顧客満足度1位は伊達ではなかった。(参照:セイコーマートの略称は「セコマ」?「セイコマ」?「セーコマ?」あさイチにセコマ登場 →道民「俺たちのセイコーマート!」

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