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「これ、新幹線に持ち込める?」帰省&旅行前におさらいしておこう

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.07.30 11:00
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この時期、帰省や旅行で荷物を抱えて鉄道を利用する人も多いと思うが、車内に持ち込めるモノにも制限があることをご存じだろうか。

Jタウンネット編集部の記者は、これまであまり意識せずに利用してきたので、調べてみた。「そんなこと、当然知ってるよ」という方も、ぜひこの機会におさらいしてみては。

鉄道なら何でも持ち込めるは間違い
鉄道なら何でも持ち込めるは間違い

手荷物は2個まで

新幹線をはじめ鉄道の車内に持ち込める荷物(手回り品)については、旅客営業規則に記されている。鉄道会社のサイト内では、要約した内容を掲載したりもしている。その一部を紹介しよう。

たとえば、JR東日本、JR西日本、JR東海、JR九州では「持ち込める荷物」を以下のように説明している。

「携帯できる荷物で、タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ(長さは2メートルまで)以内で、重さが30キロ以内のものを2個まで」

無料なのは、実は2個までだった。3個目からは有料となり、ひとつ280円かかる。「携帯できる荷物」とは、旅行カバン、スーツケース、スポーツ用品、楽器などを指す。

リュックに旅行カバン、お土産が入った袋、子どもがいる方ならベビーカーも......となると、すぐアウトになりそうだが、幸いハンドバッグやショルダーバッグ、傘や杖など、身の回りのモノは数に入れないそうだ。

スポーツ用品や楽器、娯楽用品などは、長さの制限を超えても、車内で立てて携帯できるものは持ち込みが可能だ。たとえば、サーフボードや自転車(折り畳み式か解体したもの)は専用の袋に入れてあれば持ち込みOKとなる。

ただし、「列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り」と断り書きもあることから、混雑する時期は無理して持ち込まないほうが賢明だ。

ペットは有料、ケース含め10キロまで

いまやペットと一緒に乗車する光景は珍しくない。犬や猫、鳩など小動物はケースに入れれば有料(1個につき280円)で持ち込める。ただし、猛獣やヘビ類はNG。2016年に新幹線車内でヘビが見つかり臨時停車したことがあったが、あれは、持ち込み不可なものだったのだ。

ペットを入れるケースは、長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度。動物とケースとを合わせて10キロ以内とされている。料金は改札口などで支払う。

ちなみに、車内に持ち込めないものには、「危険品、暖炉・コンロ、動物(少量の小鳥、小虫類、初生ひな、魚介類でケースに入れたもの、身体障害者補助犬や盲導犬は除く)、死体、不潔なもの、臭気を発するもの、ほかのお客さまに危害を及ぼすおそれのあるもの、車内を破損するおそれのあるもの」などが挙げられている。危険品には、火薬類、マッチや農薬などが含まれるが、種類や量によっては持ち込める場合もある。

また、2018年6月に東海道新幹線車内で起きた殺傷事件をきっかけに、今後、新幹線車内には適切に梱包されていない刃物類の持ち込みは禁止されることになりそうだ。

鉄道を利用する際、「これ、大丈夫かな?」と思ったら、うっかりルールを破ったりしないよう、一度、利用する鉄道会社のサイトで確認したり、最寄りの駅に問い合わせるなどしてみよう(記事は2018年7月24日時点で公開されている旅客営業規則を参考にした)。

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