オウム真理教の教祖であった松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚ら7人が死刑に処された。オウムが拠点とした施設は、サンスクリット語で「真理」を意味する「サティアン」と呼ばれ、松本死刑囚が身柄を確保された「第6サティアン」などを有していたのが、山梨県西八代郡の上九一色村(かみくいしきむら)だった。
そんな上九一色村は今――というと、すでに存在しない。2006年3月に村の南北が分割され、それぞれ甲府市と富士河口湖町に合併するという、何とも珍しい経緯を辿ったのだ。
上九一色村の村旗(wikimedia commonsより)