札幌市、広報誌の「ベルばら風イラスト」で謝罪 「誤解を招く表現となりました...」
札幌市が毎月発行している広報誌「広報さっぽろ」6月号(2018年)で掲載した、漫画「ベルサイユのばら(ベルばら)」風のイラストをあしらった特集に、ベルばら作者の事務所「池田理代子プロダクション」が抗議していたという記事が、18年7月4日、北海道新聞など新聞各社から報じられ、話題となっている。
「完璧だと思ってたのに...」「なんてことでしょう...!」

広報誌はA4判、32ページ、問題となった特集は、計7ページで、ベルばらの主人公・オスカルに似た指導役の「オシカル」が、フランスの王女にも似た「マナー・シラントワネット」の行動をたしなめる形で構成されている。公共交通などでのマナー順守や、自転車が歩道を走らないよう指摘したり、ゴミ捨てのルールなどを伝えているのだ。背景や題字にはご丁寧にバラのイラストも添えられている。
広報誌は6月上旬、札幌市内に配布されたが、早速下記のような反響が寄せられた。
最近リニューアルした広報さっぽろ(発行部数100万部)が異世界転生でもしたのかというくらい楽しそうに発狂している pic.twitter.com/ZeRoqO6w1k
— ニゴ (@nigo) 2018年6月6日
ねぇ、今回の広報さっぽろ色々どうしたの? pic.twitter.com/VPyGp4RWFn
— 癒月こなみ (@konamint) 2018年6月11日
「......異世界転生でもしたのかというくらい楽しそうに発狂している」「ねぇ、今回の広報さっぽろ色々どうしたの?」などといった感想だ。もちろん中には肯定的な意見もあったが、「大丈夫?」と疑問を投げかける人が多数だったようだ。だが、その心配は案の定、当たってしまった。
広報さっぽろお詫び...誤解もなにも敢えて想起させるパロディじゃなかったのか pic.twitter.com/cX7OSCIidH
— いち (@ichi_3) 2018年7月3日
https://t.co/hpTll0vmFC
— みんみん (@paserina) 2018年7月3日
広報さっぽろ、先月号のベルばらパロディで謝罪。
みっともない...
行政が著作権をシラントワネットだったというオチでしたか
— ドクリン@平成最後の松本在住 (@dqrn) 2018年7月3日
「広報さっぽろ」のイラスト、「ベルばら」そっくり 著作権侵害か(北海道新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/cyeeuIVrp5 @YahooNewsTopics
正直、広報さっぽろやりすぎじゃね?と思っていたら、やっぱりか...。
— バラムツ@羊飼い (@shibakko_741120) 2018年7月3日
「誤解もなにも敢えて想起させるパロディじゃなかったのか」「みっともない...」「行政が著作権をシラントワネットだったというオチでしたか」「正直、広報さっぽろやりすぎじゃね?と思っていたら、やっぱりか...」といった感想が殺到している。
「広報さっぽろ」7月号には、このような謝罪文が掲載されている。
「広報さっぽろ6月号『公共マナーって何かしら?』の特集記事が漫画『ベルサイユのばら』を想起させるというご指摘をいただきました。このご指摘を真摯に受け止め、誤解を招く表現となりましたことについて、深くおわび申し上げます」
また札幌市役所サイト「広報さっぽろ」6月号のページにも同様の謝罪文がある。
広報さっぽろ 7月号は一転し地味。
— 北野花子 (@barron0626) 2018年7月4日
笑えますよね! pic.twitter.com/mDKjRNVDXH