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シャッター切る手が止まらない! 写真映えする「京成バラ園」、まもなくリニューアル20周年

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.05.15 17:00
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1600品種1万株のバラが植樹されている、京成バラ園(千葉県八千代市)。

園内には、「ローズガーデン」と呼ばれるバラが咲き誇る敷地がある。

筆者もかつて花を鑑賞しに行ったことがある。あたり一面どこを見てもバラを中心に花が咲いている風景に、持っていた一眼レフのシャッターボタンを押す手が止まることはなかった。

ローズガーデンは1971年に開園し、99年にリニューアルされた。2019年で開園20年を迎えようとしている前に、Jタウンネット編集部は2018年5月上旬、同園を運営する京成バラ園芸に、これまでの経緯などについて聞いてみた。

毎年、新しく品種を追加している

京成バラ園で咲くバラ(筆者撮影、以下同)

京成バラ園で咲くバラ(筆者撮影、以下同)

ローズガーデンは1971年に開園した無料の見本園が前身となっている。見本園だったことから、「販売している品種が中心で、数百品種であったろうと推測されます」(担当者談)。

1999年に有料庭園として今の姿に生まれ変わった。見本園としての機能を優先しつつ、当時流行っていたイングリッシュローズや、同社研究室で保管していた原種、オールドローズをコレクションに加えて700品種7000本が咲くようになった。

これまで260万人ほどが来園した。初年度は17万人で、ここ数年は13万人ほどだという。1日の来客数は日によって大きなばらつきがあるが、最盛期の週末で1万人、閑散期は数十人だとのことだ。

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リニューアル時、敷地は変わらなかったものの、造成し直して、庭園の面積は倍増し、バラ園も広くなった。

品種改良は自社で行い、毎年、品種を新たに追加しているという。

「日本人の感性や気候に合ったバラを作り広めること、世界の有力なバラ育種会社から名花や最新品種を導入販売することを目的として創立されましたから、毎年10品種程度、多い年で20品種ほどの新品種が発表されます」。

開園初期は品種が少なく、その分大量に植樹したり、分割して新しい品種に変えていた。だがそれも限界に近づき、コレクション区画を設けるなどで工夫し、

「毎年発表する新品種が十分に楽しめるようにしております」。

現在は、新品種が毎年増えることと、オールドローズ等の品種保全のために、バラ園や世界的コレクターから品種・原種・野生種を提供してもらうことなどを通し、品種数を増やしている。今後の課題は、「オールドローズの整理や紹介の仕方」だとしている。

四季を通じて庭園を楽しめるよう工夫もされている。

春は「散策の森」内にある山野草。春に咲くバラの後には、池の周りで見ごろを迎えるアジサイとカラーリーフを中心としたコレクション。特にアジサイは100品種以上のコレクションがあり、「リニューアル20年に向け洋風の華やかなアジサイ園として作庭中」とのことだ。

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開園20周年の企画については、「鋭意検討中です。ご期待ください」と話し、「今後は、世界でも有数の美しいバラ園、庭園としても見ごたえのあるものにしていきたいです」と意気込んでいる。

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