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改元より、ひと足早く... 岐阜県の「平成記念公園」が改名、「日本昭和村」も姿消す

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.05.11 11:00
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2019年4月末に天皇陛下が退位し、年号の「平成」が終わる。翌5月からは皇太子さまが新天皇に即位。まだ決まっていないが新元号となり、新しい時代が始まる。

昭和記念公園(東京都立川市)と、公園の名前に「昭和」と名付けた物もある。「平成」を名前に使った株式会社は783件あるなら(国税庁法人番号公表サイトより、18年5月8日時点)、平成が終わることを記念した「平成記念公園」というのも近い将来名づけられるはずだ――。

だが調べてみると、「平成記念公園 日本昭和村」(岐阜県美濃加茂市)と、平成と昭和が入り混じっている公園が既に存在していた。そこでJタウンネット編集部は2018年5月8日、同公園に名前の由来などについて取材してみた。

名前に込められた由来とは...

開放的に生まれ変わった(ぎふ清流里山公園提供)
開放的に生まれ変わった(ぎふ清流里山公園提供)

県運営の平成記念公園 日本昭和村が開業したのは2003年。

昭和30、40年代の「里山」を再現し、グルメ、体験などを通し当時の様子を感じ取ってもらうことをコンセプトにしていた。

平成と昭和、2つの年号が入り混じっていることについて何か意味があるのか。聞いてみると、「『平成記念公園』という名前には特に意味はないですが、『昭和村』はコンセプトの通り、昭和当時の様子を体験してもらいたいという思いが込められています」という。

2017年12月、同公園はリニューアル工事のため休園していたが、4月8日に「ぎふ清流里山公園」と名前が変わりオープン。「より里山のコンセプトを具現化したものになっている」(担当者談)とのことだ。

新たな名前の由来については「岐阜県では清流をテーマにした施設をいろいろ作っているので、それの一環です」と話した。

岐阜県では伝統行事「鵜飼」が行われる「長良川」が県内では最も有名な清流だ。実際、「長良川」と名前の付く施設がどれくらいあるのかざっと調べたところ、「長良川球場」、「長良川スポーツプラザ」というものがあった。

リニューアルで内容は大幅には変わっていないものの、「日本昭和村」の名前だった時には大人830円、子供400円と有料だったのが、無料になった。また、ゲートではチケット売り場しかなかったが、新たにオープンカフェも開き、「開放的なゲート」(担当者)に生まれ変わったそうだ。

無料にした理由は、「より多くの人に立ち寄ってもらうため」。日本昭和村では開業初年度、150万人もの来場者がいたものの、直近3年間は35万人程度にまで減少していた。

平成が終わる2019年以降も、「豊かな自然に触れ合ってもらったり、農業体験を楽しんでもらいながら昭和30、40年代を楽しんで感じてもらいたい」と意気込んでいる。

余談ながら、岐阜県内には「大正」や「平成」もある。ご興味ある方は、2017年の記事「岐阜県には『平成』村と『昭和』村と『大正』村がそろっている!?」もご覧いただきたい。

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