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近未来的なのに廃墟感漂う「エモいバス停」が話題に

松葉 純一

松葉 純一

2018.05.05 20:00
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階段側から見た「吾妻バス停」(本日晴天さん撮影、Wikimedia Commonsより)
階段側から見た「吾妻バス停」(本日晴天さん撮影、Wikimedia Commonsより)

茨城県つくば市のあるバス停が、SNSを賑わせている。県道24号線「つくば花室(はなむろ)トンネル」の中にある「吾妻バス停」がそれだ。

トンネル内にあるバス停から地上に出るには階段を延々上らなければならない。壮大な建造物の中にひっそりと佇むバス停、その対比がなんとも「エモい(感情を揺さぶられる)」という感想もあった。

「ものすごいサイバーパンク感」「ロケに使いたくなりますね」

ツイッターで改めて話題となったのは、2018年4月22日に投稿された、次のような写真付きのツイートがきっかけだった。

さまざまな角度から撮影されたバス停の写真に、「吾妻バス停......土浦ニューウェイの途中につくられたバス停」というコメントが付けられている。「バス停のためだけにここまでの構造をつくったのに当のバスは1日1本しか来ない」というコメントも......。このツイートには、5000を超える「いいね」が付けられ、今も拡散しているようだ。

これを受けて、こんなツイートも寄せられている。

「エモい」「近未来的な印象さえ受けます」「ものすごいサイバーパンク感」「美しい構造だなぁ。実用度と整備性は度外視した上で」などといった感想が相次いでいる。どこか廃墟感も漂う不思議な光景に、引き付けられる人が多い。

「ロケに使いたくなりますね」という人もいた。たしかに近未来SFの舞台になりそうな世界かもしれない。トンネルの向こうには別の時空間が広がっているような気も......。

このバス停は、つくば研究学園都市と土浦を結ぶ新交通システムのインフラ部として設計されたようだが、現在もまだバスが通行している。関鉄観光バスの水戸~土浦・つくば線で、平日往復1便ずつ運行されているのみだ。

茨城県つくば市吾妻3丁目にある「吾妻バス停」(Googleストリートビューより))
茨城県つくば市吾妻3丁目にある「吾妻バス停」(Googleストリートビューより))

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