「洋式派」のあなたのために... 都内公園のトイレ事情を聞いてみた
オリンピックが近づいて...
2018年3月、都内の昼下がり。記者は、洋式トイレを求めさまよっていた。
「公園のトイレ、和式ばかりじゃん!」
前日夜に暴飲暴食をしたので、少しでも動こうと思って、京王線沿いを歩いていた記者。食べ過ぎからか、数十分ごとに便意が襲う。しかし、コンビニやスーパーへ行っても、トイレが混んでいたり、そもそも貸し出していない店舗ばかりだ。
やっとの思いで公園を見つけたが、そこは和式のみ。気楽さから「小でも洋式派」の記者は苦しみながら、再びさまようことに。やっとの思いで、「誰でもトイレ」のある公園を見つけて、無事用を済ませることができた。
今回、記者が散歩していたのは、東京都渋谷区とその周辺。そこで、まず渋谷区立緑と水・公園課に、区立公園のトイレ事情について聞いてみた。
すると、渋谷区立公園のトイレ棟は68あると教えてくれた。このうち、洋式、和式の個室合計数は公園トイレで30。和式しかないのは、公園トイレ棟で15だという。
「洋式が好まれていることや、オリンピックで訪日外国人の増加を見込み、洋式化に向けて動き出そうとしています」
また、洋式を好む人は日本人の間でも増えつつあり、その背景には膝への負担の少なさといった使い勝手の良さが好まれているからではないか、と見解を示した。
今後の工事では、「条例であえて和式を残したり作ったりすることがない限り、和式は減らし、洋式を増やす」と話した。