西武ファンには常識? メットライフドームは屋内なのに、なぜ雨・雪が降るのか
環境に優しい球場の側面も
メットライフドームでは、球場全体に後から屋根を架設したが、他のドーム球場と違い、壁面がない構造になっている。このため、スタンドと屋根の間は、外に開いた状態になっており、雨や雪が吹き込みやすい。逆に夏には熱気が入り込むため、野球ファンや、ライブに訪れる音楽ファンからは「過酷」なドームとして有名だ。
雪が降った3月21日は、西武対楽天のオープン戦が行われた。スポーツ紙各紙によると、試合開始13時の気温がなんと1度で、グラウンドには大型の温風機も用意された。しかし、寒さが影響したためか、西武の上位打線は湿っぽいまま。菊池雄星投手(26)も、「手が凍って」とブルペン投球を途中で断念した。試合は、3-3と引き分けに終わっている。
とはいえ、メリットはあるようだ。場外ホームランが楽しめるほか、空調設備がいらない環境に優しい球場として高く評価もされている。