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地球外生命体のミイラ、厄払いお面...荒川区の名物店「河内屋糸店」が閉店へ 遠方から駆け付けるファンも

野口 博之

野口 博之

2018.03.24 11:00
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閉店を知って、1人で10点も買うファンも

閉店を決めた理由について、店頭の貼り紙では、老朽化や諸事情のためと説明している。

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「最近は、大きな専門店へ行く人が多く、手芸をやる人も少なくなってきました。これ以上やっていくのも、なかなか難しいですね」と幸枝さんは話す。息子2人は、それぞれ革製品、華道と別の道を歩んでいるそうだ。

様々なユニーク商品があるが、瓶詰めの生命体は、通常1500~2000円ぐらいのものが半額で、厄除けお面は、500円のものを300円などとしてセールで売られていた。閉店を知って静岡県から駆け付けた男性は、1人で10点も買っていったという。多いときは120点ほどもあったというユニークな商品は、3月22日には、数少なくなっていた。

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「夫が残したコモドオオトカゲなどの作品は、今後どうしようか迷っています。たくさんの人に見てほしいと思い、荒川区に相談して、どこかに寄贈することも考えています」(幸枝さん)

コモドオオトカゲについては、荒川区内で3月25日に行われるミュージカル「あらかわ宝物さがし物語」で使われることになった。作・演出を手がけた寺本建雄さんは、「物作りの街の象徴として、劇の中でトカゲが担がれて出てきます。5年前の公演でも、担いだんですよ」と取材に明かした。

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