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ずらり120種!ミカンジュースの品ぞろえがスゴイ、愛媛の「道の駅」店舗

野口 博之

野口 博之

2018.03.13 20:00
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愛媛県内の「道の駅」内店舗にミカンジュースがずらりと棚に並べられている写真が、ツイッター上に投稿され、「これは凄い」と関心を集めている。

ミカンジュースのソムリエが必要ではないかと思えるほど、何十種類もあるのだ。

「迷いそう」「ききミカンジュース師 必要だね」

「世界よ、これがミカンの国愛媛だ」。写真を投稿した「髭を失ったフレンズ」さんは、2018年3月9日のツイートで、こう驚嘆した。写真で見える5列の棚には、それほど多種多様なミカンジュースが並んでいたからだ。

ずらりと棚に並んだミカンジュース(写真は、髭を失ったフレンズ@not_higeoさん提供)
ずらりと棚に並んだミカンジュース(写真は、髭を失ったフレンズ@not_higeoさん提供)

ミカンジュースのコーナーは、愛媛県八幡浜市内の道の駅「八幡浜みなっと」内の店舗にあった。「髭を失ったフレンズ」さんは、ツーリングの途中に立ち寄って写真を撮ったそうだ。

このツイートは、13日夕現在で2万5000件ほども「いいね」が付いており、驚きの声が広がっている。

コーナーは、「柑橘ジュースコーナー」と言い、道の駅内で土産物などを売る店舗「アゴラマルシェ」に設置されている。店舗のマネージャーをしている尾地真明さんは3月13日、ぽんかんジュースなども含めると全部で120種類ぐらいあるとJタウンネットの取材に明かした。

「同じミカンの銘柄でも、農家によってジュースの味なども違います。1軒の農家で、3~5種類も出しているところもありますよ。こだわりも違いますので、値段も様々になっていますね。甘い味からやや苦い味まであり、ただ甘いだけではなく、きちんと酸味があって、バランスがいいのが特徴です」

「ミカンが採れない夏場の収入にもなる」

すべて愛媛一の大産地・八幡浜で採れたミカンのストレートジュースだといい、県内全域では、数えきれないほど種類があるという。

ジュースコーナーには、720ミリリットルと1リットルの2種類のビンがあり、売れ筋は、ツイートの写真で見られるように1000円前後だそうだ。店では、1本500円から用意してある。最も高いのは、テレビでも取り上げられた濱田農園の「甘平」「紅まどんな」のジュースで、1本1万円ほどもする。この2銘柄は、愛媛でしか栽培されておらず、超稀少なジュースになる。

一番人気は、温州みかんを使った同じ濱田農園の「きわみ」(720ミリリットル)1296円。森農園の「まどんな」、三代目みかん職人の「甘平」なども人気を集めている。

「人生いろいろ ジュースもいろいろ」。ジュースコーナーには、尾地真明さんが考えたというこんなキャッチフレーズの貼り紙も出されている。

なぜ愛媛には、こんなにたくさんの種類のミカンジュースがあるのかについて、尾地さんは、こう見る。

「愛媛のミカンは、おいしくても傷が付くと値が安くなってしまいます。また、ミカンが採れない夏場の収入にもなりますので、ジュースが次々に生まれたのだと思います。よそと違ったことをしよう、というのもあるかもしれませんね」
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