東京・神奈川は「きぬた歯科」の看板だらけ 場所によって「院長の顔写真が違う」のはなぜ?
2018.03.08 06:00
兄の院長が「患者が安心できる」と10年前に始める
「海外へ行くと、カッコよくもない社長の顔写真が看板に使われていました。日本でも、著名な芸能人の顔写真が看板に使われているのを見て、インパクトがあるなと思ったことがきっかけです。院長の顔が出ていると、患者が安心できるかなと思って、10年ほど前に始めました」
横浜市内の中心部に看板を出したところ、大きな反響を呼んで、ほかにも看板を出した。その2年後ぐらいに、八王子市内で同名の歯科の院長をしている弟(51)も同様の看板を出し始め、お互いに競争するように数が増えていったという。
久和院長の顔写真付き看板は、現在では、30~40もあるそうだ。弟も、八王子市内などに100前後の顔写真付き看板を設置しているのではないかとしている。
看板では、久和院長は、キリッとした顔で、目線をこちらに向けている。「もっとなぜニコニコ笑わないのか」と言われることがあるそうだ。しかし、「真面目そうな方がインパクトありますし、目線で目を引くことができます。弟ほどはいかないかもしれませんが、今後も増やしていこうかなと思っています」と話している。