しっくりくるみそ汁の位置、「左奥」は関西ローカルと思いきや...
「右手前」と「左奥」は拮抗
総投票数が2635票で、「右手前(ご飯の右隣)」が1047票(39.7%)、「左奥(ご飯の後ろ)」が1036票(39.3%)、「右奥」が188票(7.1%)、「左手前」が182票(6.9%)、「その他」182票(6.9%)となった。また、「右奥」「左手前」「その他」が単独で多数を占めた都道府県は無かった。
左上の円グラフを見てみると、「右手前(ご飯の右隣)」「左奥(ご飯の後ろ)」の割合がかなり拮抗していることがわかる。全国規模でみるとこの使い分けにさほど大きな差がないようだ。
ただ、地域レベルで見れば一定の傾向がみられる。やはり、下馬評通り関西地方から中国地方にかけては「左奥(ご飯の後ろ)」が多数派となるケースが多く、関西の三府県(大阪府・京都府・兵庫県)ではいずれも70%を超えた。
一方、東日本においてはおおむね緑色の「右手前(ご飯の右隣)」の回答者が多数を占める結果に。東日本で飛び抜けて「右手前(ご飯の右隣)」の回答率が高かったのはなぜか石川県(73.5%)。輪島商工会議所による「ワジマアルチザンプロジェクト」の公式ホームページでは、配膳の仕方についてレクチャーするページがあり、こういったところから味噌汁はご飯の右隣、という知識が県内に広がっているのかもしれない。
しかし、東京都では1939票の総投票数のうち、「右手前(ご飯の右隣)」が746票(38.5%)、「左奥(ご飯の後ろ)」が732票(37.8%)となり、意外にも拮抗。右利きの人のなかに「ご飯の右隣に置くとこぼれてしまう」という声が関西圏の一部にあったように、東日本でもこぼれるリスクを回避すべく、左奥に置くケースが増えているのかもしれない。