神田神保町の「天丼いもや」「とんかついもや」3月末で閉店へ! 久々に食べてみたら、30数年前と変わらない味だった
「いもやオーナーは取材対応していない」とスタッフ説明
同じ2月26日ごろに、少し離れた「とんかついもや」も3月末で閉店すると貼り紙が出ていたと写真がアップされ、驚きの声が広がっている。
いもやは、1959(昭和34)年に創業した。メディア露出が少なく、詳しい情報はないが、外食レストラン新聞(日本食糧新聞社刊)の1999年3月15日付記事によると、気取りのない名前がいいなどとして付けたという。記事掲載時は、神田神保町に7店舗を展開していた。「天丼いもや」は、1972年にのれん分けして生まれ、記事掲載時の天丼の値段は500円だった。
天丼、とんかつのほか、天ぷら定食を提供する「天ぷらいもや」の3形態があったが、神田神保町1丁目のいくつかの店舗は2007年ごろに閉店した。2丁目の「天ぷらいもや」も17年2月末で休業しており、残るは2丁目の2店のみとなっていた。
2店には、実際に入口の開き戸に貼り紙が出ており、オーナーとみられる「いもや店主」名で「閉店のご挨拶」が記されていた。「これまで、お客様には沢山のご来店やご支援を頂き、心より感謝申し上げます」として、約60年にわたって営業し続けることができたとお礼の言葉をつづっている。
天丼いもやでは2月27日、Jタウンネットの取材に対し、いもや直営の店舗がすべて閉店するとスタッフが説明したが、オーナーは取材対応していないとした。突然閉店に至った理由については、依然として分からないままだ。