16kmで630円! 東葉高速線の運賃は、なぜ高いのか
西船橋駅(千葉県船橋市)と東葉勝田台駅(同県八千代市)の約16.2キロを結ぶ線路、東葉高速線。
この東葉高速線、運賃が高い。初乗り運賃が210円。始発駅と終点駅間は630円、定期代だと1か月で2万6400円もかかる。
ツイッターでは、
ほんと、東葉高速線高いなと思った...
— かっちゃん (@0725_katsuya) 2018年2月18日
東葉高速線高いくせに電車出る数すくねーからほんといらいらの塊だわ
— ま (@lm_Marcy) 2018年2月24日
料金は高いけど、踏切がなくて走行音が静かだったり いい部分もあるのだ。東葉高速鉄道?? pic.twitter.com/m4JTibz0IG
— 小林克行 (@kodacm) 2018年2月20日
などと不満の声が多い。
なぜ運賃が高いのか。Jタウンネット編集部は2018年2月26日、東葉高速鉄道に疑問をぶつけてみた。
「返済は43年後の予定」
運賃が高い理由は、「工事費の3000億円の返済にあてるため、その分運賃に転換しているため」としている。
東葉高速鉄道は、1984年に着工し、完成したのは1996年。工事時期がバブル真っ盛りだったということもあり、地価は現在より高く、用地買収の経費も高騰。また、高金利だったことも影響し、経費は3000億円にまで膨れ上がった。
工事自体は日本鉄道建設公団が行ったものの、経費の返済義務は同線を運営する同社が負うことになり、返済のために運賃を高めにしているという。
だが「高くしても返済にはまだまだ時間がかかります。43年後(2061年)をめどに返せそうです」と話した。