「新潟市はあまり雪が降らない」と言われるのはなぜ? 理由を聞いてみた
2018.02.14 22:00
「湯沢など豪雪地帯と比べると...」
新潟県ホームページによると、2018年2月14日10時時点での新潟市の積雪量は32センチ。近隣の三条市では105センチ、また長岡市では115センチと大きさ隔たりがある。たしかに周辺都市よりも、いまの積雪量は少ないようだ。
では、その理由は何なのか。Jタウンネットが日本気象協会新潟支店に2月14日に「新潟市であまり雪が積もらないと言われているのはなぜか」と聞くと、
「テレビなどのニュースで映る『新潟』は、湯沢町などメートル単位で雪が積もっている場所が多いため、新潟市に行くと『雪がないね』と思われるのではないか」
と話した。
湯沢町は新幹線の越後湯沢駅があり、降りるとすぐにスキー場があることから、雪は深く積もっている。同町の14日10時時点の積雪量は183センチにのぼる。
一方で新潟市は沿岸部に位置するため、海水温や海風の影響を受け、気温がさほど低下せず、雪が降らないのだという。
沿岸部に雪が積もらないというのは新潟市に限った話ではなく、富山市も平年は20センチ程度と、さほど積もらないという。
だが2018年2月12、13日には平年以上の雪が降り、気象庁の発表によると金沢市では14日14時時点で38センチ、富山市では14日14時時点で58センチとなっている。
それでも東京都内など首都圏と比べると積もってはいるので、行く際には注が必要だろう。