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外国人に人気の伏見稲荷、節分も良いけど「初午大祭」も見逃せない!

松葉 純一

松葉 純一

2018.01.31 20:00
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家業繁栄を祈る「初午大祭」とは?

伏見稲荷大社、初午大祭の様子(Carboniumさん2014年撮影、Wikimedia Commonsより)
伏見稲荷大社、初午大祭の様子(Carboniumさん2014年撮影、Wikimedia Commonsより)

2月に行われる伏見稲荷大社の祭礼とは、「節分祭」と「初午(はつうま)大祭」だ。「節分祭」は、2018年2月3日、除疫・招福を祈願し、外拝殿において豆まき行事が行われる。

一方、「初午大祭」は、711年2月の初午の日に、祭神が稲荷山に鎮座したとされることを祝う祭りだ。なんと1000年以上も続いているという歴史ある行事である。参拝者が稲荷山を巡ってご神木の杉の枝を持ち帰り、家業繁栄を祈ったとの伝承や記録が残されている。

現在でも、杉の枝とお多福の面などを組み合わせた「しるしの杉」(高さ40センチ)が参拝者に授与される。今年の初午大祭は、2月7日に行われる。

伏見稲荷大社 本殿(Michael Guntherさん撮影、Wikimedia Commonsより)
伏見稲荷大社 本殿(Michael Guntherさん撮影、Wikimedia Commonsより)

今年の「初午大祭」のPRのため、1月23日、「しるしの杉」の大型オブジェ(高さ7メートル)2本が本殿前に立てられ、話題となっている。オブジェを企画・制作したのは、京都造形芸術大の学生4人。発泡スチロールに人工漆を塗るなどして直径50センチの面を仕上げたとのこと。

伏見稲荷大社 楼門の狐像(Yanajin33さん撮影、Wikimedia Commonsより)
伏見稲荷大社 楼門の狐像(Yanajin33さん撮影、Wikimedia Commonsより)

伏見稲荷大社は全国に約4万社あるといわれる稲荷神社の総本社である。初詣では近畿地方の社寺で最多の参拝者を集めるという。

宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)を主神とし、佐田彦大神(さだひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)をまつる。

711年、秦(はた)氏が稲荷山上に鎮祭し、816年、現地に社殿が移されたとされる。五穀豊穣、家業繁栄の神として、庶民の深い信仰を集めてきた。稲荷山には信者から寄進された朱の鳥居が林立している。

ツイッターにはこんな声が寄せられていた。

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