アメダスはないけど... 積雪4m超えの山形・志津温泉、このペースだと6mいくかも?
2018.01.26 22:00
「夏スキー」の月山スキー場を少し下った温泉地
山形県の月山(がっさん)スキー場と言えば、雪が多すぎるため、ほかがクローズする4月にオープンし、7月まで「夏スキー」が楽しめることで知られる。積雪が4メートルを超えたのは、スキー場を少し下ったところの月山志津温泉郷がある西川町志津だ。
西川町がフェイスブック上で公開している積雪情報によると、18年1月25日は、志津で積雪が今冬初めて4メートルを超えて414センチを観測した。17年の同日は347センチ、同日の過去10年平均は350センチであることから、今冬は雪が多いことが分かる。
青森・酸ヶ湯の積雪状況はNHKニュースにも取り上げられたが、ツイッターの公式まとめ機能「モーメント」では25日、「ニュースに出てこない積雪日本一?山形県の月山志津温泉」と題して、山形県の地元の人たちから志津は少なくとも2日前には3メートルを超えていたという声が紹介された。
山形・志津は、日本有数の豪雪地帯になっている。しかし、酸ヶ湯と違って、アメダスの気象観測所がなく、気象庁の統計には出てこない。
同じ西川町では、大井沢にはアメダスの観測所はある。町の建設水道課にJタウンネットが26日に聞いたところによると、大井沢には集落があるが、志津には温泉関係者しか住んでいない。観測所がない背景には、こうしたことも考えられるようだ。