ネコがドア前で「威力業務妨害」? 東池袋のカフェの貼り紙がほほえましい
入口のドア前に「威力業務妨害」しているネコがいます――東京・東池袋のカフェにこんな貼り紙が掲げてあったと、ツイッター上で話題になっている。
ドアを開ければどいてくれるといい、逆に「招き猫かも」などとうわさになっている。
「客が店に入るのを躊躇すると思って、シャレで出した」
こげ茶色のネコが、ドアの下の方に掲げられた貼り紙をじっと見ている。すると、こちら側を振り返って、「にゃんだこれ?」「アタイの事ですか?」とつぶやいたようで......。
東池袋の喫茶店「スモーカーズカフェさばとら」の前を通りがかったという「三木」さんが2018年1月21日、ツイッター上に連続写真2枚を投稿したところ、こんな様子に見えると反響を呼んでいる。
ツイートには、22日夕現在で「いいね」が4万件以上も付いているほどだ。そのかわいらしさから、「猫イケメン」「ダンディーな猫」「招き猫かも」などと指摘されている。
ドア前の貼り紙には、こう印刷されていた。
「このドアの前に『威力業務妨害』している地域猫がいる場合 そ~っとドアを開ければどいてくれます どんなに邪魔でも猫は無罪です」
「威力業務妨害」の部分が赤字で強調されている。
スモーカーズカフェさばとらの男性店長は22日、貼り紙を出している理由について、Jタウンネットの取材にこう説明した。
「ネコがドアの前で座り込んだり、寝っ転がったりしますので、お客さまが店に入るのを躊躇するんじゃないかと思って、貼り紙を出しました。もちろん、ネコがいるのが迷惑だということではなく、『威力業務妨害』というのは、単なるシャレですね」
貼り紙は2、3年前からあり、ツイートで注目集める
このネコは、3、4年前から店の前に現れるようになったという。貼り紙は、2、3年前からずっと出しており、たまたまツイッターで取り上げられたことからネット上で話題になった。
ネコは、メスではないかといい、店では、「姐(ねえ)さん」と呼ばれているそうだ。毛並みがフサフサしていることから、「フッサーラさん」との名も付いている。
喫茶店の店長によると、ほかに数匹の地域猫が店に来るといい、「サビさん」「クロさん」などと呼ばれているという。店長は、ネコの顔を見るとキャットフードをあげているそうで、集まるのはそのせいもあるらしい。
店では、NPO法人「東京キャッツアイ」からネコの保護依頼があると、店内で飼うことにしている。店で以前に保護したネコを17年11月に新しい飼い主に渡してからは、店にネコはいないそうだ。