幕末・維新に活躍した「佐賀の七賢人」、あなたは何人知っている?
2018.01.23 08:00
佐賀市に直接聞いてみると
早速Jタウンネットは、佐賀市役所で明治維新150年事業に携わる企画調整部に話を聞いてみた。まず気になるのは、「佐賀の七賢人」というくくりはいつごろから生まれたのかだ。
「正確にいつからということはわかっていないのですが、近年できた言葉ではありません。1920年(大正9年)に発行された『葉隠の雫』という書籍の中で、『七賢人の集会』という記述があり、少なくともこのころには、七賢人という概念があったと考えられます」
記念事業などに合わせて佐賀市が改めて作った言葉などではないのは確かなようだ。では、意外に市民にも知られていない点はどうだろう。郷土の偉人たちとして学校の郷土史などで取り上げられているのであれば、周知されていそうなものだ。
「郷土学習の機会は設けられているのですが、市教育委員会が全市的に七賢人を扱うように指示しているわけではないので、学校や地域によって差はあると思われます。例えば佐野常民は川副という地域の出身で、川副にある学校では佐野常民について学ぶ機会が多いようです」
とはいえ、佐賀市としても明治維新150年という節目の時期でもあり、佐賀出身で活躍した7人のことを改めて紹介し認知度を上げていきたいと考えているとのこと。その一環として、市役所のサイト上で七賢人のイラストが無償配布されている。