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「その発想は無かった」 JR北海道「スマホ定期券」は、ICじゃなくて「駅員に見せる」方式

松葉 純一

松葉 純一

2018.01.20 22:00
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2018年1月17日、JR北海道はスマートフォンアプリを利用した「スマホ定期券」のサービスを、4月1日から開始すると発表した。定期券面はアプリ上に表示され、乗降時に定期券の内容を係員に提示する。利用客はアプリで購入し、クレジットカードや、コンビニなどでの支払いが可能だ。

利用エリアは、石北本線西留辺蘂(にしるべしべ)~網走間、釧網本線緑~網走間。ICカード乗車券のエリア外で、有人駅が少なく、定期券の購入に手間がかかる区間だ。

「スマホ定期券」表示イメージ(北海道旅客鉄道公式ウェブサイト内プレスリリースより)
「スマホ定期券」表示イメージ(北海道旅客鉄道公式ウェブサイト内プレスリリースより)

「みどりの窓口イラネってことですね」

「スマホ定期券」サービス開始のニュースは各メディアで報じられ、多くの人々の関心を集めた。ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「みどりの窓口イラネってことですね」「バッテリが切れると電車に乗れないってのはリスクだよなと思う(笑)」「別に自動改札機を入れる必要がないところには面白い試み」などといった感想だ。

「画面の乗り物の絵がスクロールしたり変色したりするようでスクショ対策はされてるみたい」、「うまく考えたなぁ」といった感想も......。偽造対策についても理解されているようだ。

「自動改札は通れず有人改札で見せる前提、という割り切り仕様なのが地域性が出ていて興味深いですね」という意見もあり、「ICカード乗車券が使えない」かつ「定期券の販売駅が限られる」地域では現実的な対応だと評価する人もいる。経営難を心配されるJR北海道にとっては、最良の策と言えるかもしれない。

「その発想は無かった」「確かに買える場所が少ないなら、ありよね」など、おおむね好評のようだ。

ただ問題はバッテリー切れだ。「改札出るときに電池なくなったらどうすんだろうね」、まったく......。

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