めちゃくちゃ映える?盆栽インスタ! さいたま市の美術館がアカウント開設
コメント欄には海外の人からの反応も
さいたま市北区盆栽町には「大宮盆栽村」と呼ばれる場所がある。1923年の関東大震災の被害を受けた盆栽業者が移り住み、1925年に生まれた場所で、現在に至るまで盆栽の聖地として知られている。
その「大宮盆栽村」の近くにある、さいたま市大宮盆栽美術館は2017年12月15日に公式インスタグラムを開設。インスタグラムを用いた盆栽のPRをスタートしている。
一部、コメント欄を見ると英語での反応も見られ、日本国内のみならず海外の人からも一定の支持があることがうかがえる。おおむね1日2件程度の盆栽画像を投稿しており、日本語と英語で木の種類と名前が記されている。コメント欄には、
「どの作品も、とても気位の高さを感じるすごい作品ばかりですね!」
「松の木大好き。めちゃ癒されるし、パワー貰う」
「ジャスミンの一種かな?壮観だね!(A variety of Jasmine? It's spectacular!)」
といった反応が並ぶ。
同美術館の広報担当者は、18年1月16日のJタウンネット編集部の取材に対し、
「もともとFacebookでもPR活動を行っていたのですが、若者に対してインスタグラムで盆栽の魅力を訴求したいと考えました」
と、取り組みの意図を語った。評判については「いいね」が200件以上つくなど好評で、特に海外の人からの評判が目立つという。今後も国内外問わず、幅広くPRを図りたいとしている。
インスタグラムに盆栽を投稿する動きは他にも多くあるようで、試しに「盆栽」とインスタグラムで検索をかけると、16日現在で17万件以上の投稿が見つかった。
2017年には「インスタ映え」が流行語に選ばれており、各企業が「インスタ映え」を狙って商品販売・広報活動を行うケースもしばしばみられるところ。今後も盆栽のように、今までになかった取り合わせでインスタグラムを活用する取り組みが増えてくるのか注目される。