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考案者は向谷実さん! 九大学研都市駅で「軽量バー式ホームドア」実証試験スタート

松葉 純一

松葉 純一

2017.11.23 06:00
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九大学研都市駅駅舎(そらみみさん撮影、Wikimedia Commonsより)
九大学研都市駅駅舎(そらみみさん撮影、Wikimedia Commonsより)

2017年11月21日、福岡市西区にあるJR九州・筑肥線の九大学研都市駅で、新たなホームドアの実証試験が始まった。

今回、2番乗り場に設置されたホームドアは、数本の鉄製パイプを柵のように横に並べた新方式のもの。パイプが左右から伸びて転落を防ぎ、列車が到着すると、パイプは左右の「戸袋」に収容される仕組みだ。従来のホームドアに比べると4割ほど軽量化でき、費用も圧縮できるという。

この軽量バー式ホームドアの考案者は、人気フュージョングループ「カシオペア」元キーボード奏者で、シミュレーションゲームソフト「Train Simulator」の制作者である向谷(むかいや)実さん。向谷さんのアイデアをもとに、信号メーカー大手「日本信号」が開発した。

ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「考案者としては感無量です」

ツイッターには、向谷さん自身のツイートが動画付きで投稿されていた。

約1分の動画は、九大学研都市駅に列車が到着し、バー式ホームドアが開く様子を捉えている。「本日から試験導入が始まりました。軽量バー式ホームドア、順調に稼働していて考案者としては感無量です」というコメントも添えられている。

向谷さんは前日のツイートで、「感慨ひとしおですね。3年かかりましたが何とかここまで来れました」とつぶやいている。着想を得てから、実証試験まで3年という開発期間を要したのだ。

ニコニコ生放送でも取り上げられたようだ。画面右下に見えるのが向谷さんだ。

「めっちゃドアあくときメロディー流れてびっくりしたw」という感想だ。そのホームドアの開閉メロディも向谷さんが担当したようだ。

動画付きのツイートも投稿されている。「車掌さんもかなりハキハキしてた!......しかも車掌は女性の方です!」という報告もあった。

「このような心地いいメロディがやはりいいと思いますね」「確か視覚障害者の声を聞いて設計しているはずです」といったコメントも......。かなり細かい点までチェックされている。

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