元女子野球日本代表から寿司職人へ転身、三重県桑名市で修業中の堀田さん
握れればいいということではない
三重県桑名市で80年以上続く、老舗寿司店「玉寿司」の4代目堀田三貴さんは、元女子野球の日本代表選手です。二年連続で世界一に貢献し、30歳で引退後店を継ぐことを決めました。
三貴さんが目指す憧れの寿司職人は、7年前に亡くなった祖母の千代子さんです。強い女性だった祖母に憧れていたと語りました。
三貴さんは寿司職人になって10年が経ちますが、まだお客さんの前では握りません。その理由について「野球でいうと打てればいいということではなくて、寿司を握ることはできても握れればいいということではない」とお話されました。
父である3代目の邦彦さんは「私としてはいつでも早く代わっていただきたい。私より基本ははっきりしているので大丈夫」と、娘の職人としての腕前を認めました。
三貴さんは「お客さんを魅了して楽しませる場所なので、それを目指していきたい」と抱負を語りました。スポーツで世界を極めたからこそ持つ、強いこだわりを感じました。(ライター:moca)