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甦れ!ボンネット特急... 石川・小松の展示車両、修繕費をクラウドファンディング募集

松葉 純一

松葉 純一

2017.10.05 06:00
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「土居原ボンネット広場」に展示されている、ボンネット型車両「クハ489-501」(「クハ489-501 ボンネット型特急電車」フェイスブックより)
「土居原ボンネット広場」に展示されている、ボンネット型車両「クハ489-501」(「クハ489-501 ボンネット型特急電車」フェイスブックより)

石川県小松市にある「土居原ボンネット広場」に、旧国鉄のボンネット型車両「クハ489-501」が展示されている。この車両の側面の修繕費を調達する「クラウドファンディング」が、いま話題となっている。目標金額は100万円、2017年10月31日まで。

Jタウンネット編集部は、このプロジェクトを進めている「ボンネット型特急電車保存会」に、話を聞いてみることにした。

旧国鉄「ボンネット型特急」を抜本的に補修

昨年は、車体の前面部分を補修した(画像提供:「ボンネット型特急電車保存会」)
昨年は、車体の前面部分を補修した(画像提供:「ボンネット型特急電車保存会」)

電話で答えてくれたのは、「ボンネット型特急電車保存会」の岩谷淳平事務局長だった。

「塗装された表面だけを見ても分からないのですが、中の鉄板に水が入り込み、さび付いたり、穴が開いたりして、劣化が進んでいる場合が多いのです。部分的に補修しても10年後、20年後には、さらに状態が悪化してしまう。そこで抜本的に補修することにしました」。

今年は、側面の塗装とパテを剥がし、劣化部分を切除鈑金する予定(画像提供:「ボンネット型特急電車保存会」)
今年は、側面の塗装とパテを剥がし、劣化部分を切除鈑金する予定(画像提供:「ボンネット型特急電車保存会」)

「昨年は、車体の前面部分を補修したのですが、今年は車体の約7割に当たる側面を補修します。窓周り、乗務員扉、洗面所通気窓なども修理する予定です」と岩谷さん。「ボンネット型特急が現役だった頃の姿に戻したいのです」。

保存会がクラウドファンディングで100万円を調達し、電車の所有者である小松市からの補助金100万円と併せて、200万円を補修費用に充てる計画だ。

クラウドファンディング募集ポスター(「クハ489-501 ボンネット型特急電車」フェイスブックより)
クラウドファンディング募集ポスター(「クハ489-501 ボンネット型特急電車」フェイスブックより)

クラウドファンディングでは支援者に記念品を用意する。おすすめの記念品を聞いてみた。

「3000円の支援者には、10種類のヘッドマークを付けたクハ489-501の写真データをお送りします。CD-Rなどの記録媒体、または圧縮ファイルでメール送信する予定です」。すべてデジタル一眼レフで撮影したJPEGデータとのこと。

ボンネット撮影会ポスター(「クハ489-501 ボンネット型特急電車」フェイスブックより)
ボンネット撮影会ポスター(「クハ489-501 ボンネット型特急電車」フェイスブックより)

「10月14日と28日には、ボンネット広場で撮影会も企画しております。九州で走行していた『有明』『にちりん』、常磐線で親しまれていた『ひたち』などのヘッドマークを取り付け予定です」と岩谷さん。ヘッドマークは持ち込み歓迎だ。

クラウドファンディングの詳細は、「レディーフォー」をご参照のこと。

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