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東急世田谷線の「招き猫電車」 遭遇できない日もあるって本当?

野口 博之

野口 博之

2017.10.03 06:00
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「吊り革も床もカワイイ」

カンカンカン......と遮断機の警報が鳴り出すと、軌道の向こうから猫が、いや招き猫の顔を正面に描いた路面電車が忍び足でホームに入ってくる。

世田谷線にお目見えした招き猫電車(以下、提供:東京急行電鉄株式会社)

世田谷線にお目見えした招き猫電車(以下、提供:東京急行電鉄株式会社)

ホームや踏切では、カメラを手にした人が次々に電車に近づく。車両の横には、「玉電110周年 幸福の招き猫」「Welcome」の文字と招き猫の絵が大きく描かれていた。

世田谷線の「幸福の招き猫電車」は、2017年9月25日に運行を開始した。世田谷線の前身となる玉川線が開通して110周年になるのを記念して、招き猫発祥の地との説がある沿線の豪徳寺とのコラボレーションで企画された。

招き猫電車は、10編成ある世田谷線の電車のうち1編成だけの限定となる。18年3月末までの毎日、下高井戸―三軒茶屋の両駅間を走る予定だ。

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運行開始以来、ツイッター上などでは、招き猫電車への関心が高まっている。

招き猫電車の車内では、吊り革が猫の耳や前脚の付いたデザインにされ、床にはピンク色の猫の足跡が点々と描かれている。こうした内装も人気を呼び、9月29日は「招き猫の日」だったため、多くのツイートが寄せられた。

ラッシュ時だけの運行もあった
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