秋田新幹線、クマと衝突→県民「またか」 驚かない理由は...
2017年9月16日、秋田新幹線「こまち3号」(7両編成)がクマと衝突し、緊急停車した。
場所は、秋田市の大張野駅と大仙市の羽後境駅の間。線路上を横切るように現れ、急ブレーキをかけたが間に合わなかった。乗客約200人にけがはなかった。クマはそのまま姿を消したという。「こまち3号」は徐行運転で近くの駅に向かい、点検を行った後、35分遅れで運転を再開した。
NHKや読売新聞などで報じられたニュースを受け、ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。
「そういえば普通の電車が走る普通の線路だった」
ツイッターに届いているコメントを見てみよう。
首都圏で電車のってたら車内案内モニタの表示で「熊と衝突」になってて(えっ熊?)って思ったんだけどそのあと英語表示で「Bear collision」って出てきたので(おっおう...)ってなった / "秋田新幹線 クマと衝突し緊急停車 ..." https://t.co/8m11t5juAt
— てつる (@tetzl) 2017年9月16日
ニュースによると、秋田新幹線とぶつかったクマはそのまま山に帰っていったとのこと。「ちゃんと前見て走れこのボケ!」と新幹線にどなりつけてぶつかった肩の埃を払いそのまま去っていくクマの様子が脳裏に浮かぶ。
— Korori Kyun (@kororikyun) 2017年9月16日
ちょっと痛かったぜ。
— まっちゃん(ミナミノツドイ) (@matchan_minami) 2017年9月16日
秋田新幹線 クマと衝突し緊急停車 | NHKニュース https://t.co/weyl48PZLz
「英語表示で『Bear collision』って出てきたので(おっおう...)ってなった」「ちょっと痛かったぜ」などと、そのまま去っていったというクマの強靭さに驚く人が多い。
一方、こんな感想も多かった。
クマとぶつかるって秋田新幹線どうなってんだと思ったけどそういえば普通の電車が走る普通の線路だった
— はこ (@_no_no_ji) 2017年9月16日
「秋田新幹線にぶつかった熊が現場を立ち去る」とのニュースに触れて。クマどんだけ丈夫なんだよと思うと同時に「秋田新幹線」って「新幹線」じゃないからね、とも思う。「新幹線」は全線高架だからまず熊が居るはずないでしょ。「秋田新幹線」は本線から切り離されて在来線の線路を走る特急なのです。
— yamayama (@365365y) 2017年9月16日
新幹線にクマ衝突って(笑)...って思ったらこまちでした。しかも市内で。さすが。
— ピロコ (@h9474) 2017年9月16日
確かに秋田新幹線じゃないと有り得ないのか?
秋田新幹線は、秋田県内では特急速度で運行しているので、巷で見かけるような高架での走行ではなく在来線の線路を走行しているため、クマが線路内に立ち入ったと思われます。それでも100km/hは出ていたと思いますが。
— こんくに (@92enrique) 2017年9月16日
ちなみに、秋田新幹線には踏切があります。笑
「そういえば普通の電車が走る普通の線路だった」「『秋田新幹線』は本線から切り離されて在来線の線路を走る特急なのです」「高架での走行ではなく在来線の線路を走行しているため、クマが線路内に立ち入ったと思われます」などという指摘である。
秋田新幹線は、盛岡駅から秋田駅までは、田沢湖線・奥羽本線という在来線を走行する、いわゆるミニ新幹線だ。したがって沿線の山林からクマ、カモシカなど野生動物が線路内に侵入し、衝突するケースもしばしばだ。地元の人にとっては、けっして珍しくない日常的な事故と言えるかもしれない。
「秋田新幹線 クマと衝突し緊急停車」というニュースに対して、首都圏に住む人は「えっ?」と驚くが、秋田県民は「またか!」と舌打ちする。まったく違う反応となるのだ。