醤油をこぼしても汚れない! 長野産シルクを使った「西陣織ネクタイ」が大反響
2017.08.24 11:00
「風合いを落とさずにシルクのよさを生かす」
美しいですね...!汚れないとはすごい
— さお坊@ヒジャブ×着物作ってます (@sasasasaobo) 2017年8月21日
まだ信州に製糸工場が残っていたとは!
故郷が松本なので里帰りの際などに工場見学してみたいです?
物を作る。なんて素敵な仕事でしょう。
— ルーち (@luechi75) 2017年8月20日
人を生むのと同じく、物を生んでいく。育てていく。
大事に大事に。
どうかそのお仕事、努力が尊ばれる日本であり続けますように。
布施一さんは8月22日、Jタウンネットにそれまでの経緯を話してくれた。
地元の長野で特産物などを利用して起業することを考えていた布施さんは2016年春、飲食店でみそ汁をネクタイにこぼしたことをきっかけに撥水加工を思い付く。そして、その年の6月ごろ、京都の太平織物を訪れ、平井基之社長に相談したところ、パールトーン社のハイグレード加工を紹介された。特殊な溶剤をシルクにしみこませて織り込んでいくことで撥水機能が働くそうだ。
17年2月に入って、クラウドファンディングサイト「Readyfor」を利用して資金を集めることにし、5月までに20人から30万円超が集まった。
布施さんは、その資金を使って、まず中国からの輸入シルクを使ってパールトーン加工を施した西陣織のネクタイ70本を作った。1本の価格は5800円で、出資者にも贈っている。
今度は、長野県産シルクを使ってネクタイ販売を始めるため、9月にもクラウドファンディングを利用しようとReadyforと打ち合わせをしているという。
「中国などと違い、アルカリ性の土壌で育った桑の葉を食べて育った蚕のシルクは、手触りがよくシワになりにくいのが特徴です。撥水加工も、風合いを落とさずにシルクのよさを生かすことができます。将来は、長野県産シルクを使って、ワイシャツや着物などにも挑戦したいと考えています」