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和歌山・串本町「鬮野川」 手書き困難の難読地名、どんな意味なの?

松葉 純一

松葉 純一

2017.07.24 20:00
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「ミジンコみたいなのが中にいるねww」

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ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「『鬮野川』なんて書く日が来たら泣く」「このフォントサイズではもはや読めない」など、とにかく驚いた人が多い。「なんて魅力的な地名なんだ」と言う人もいた。

「ミジンコみたいなのが中にいるねww」という感想もあった。

この漢字について、解説する人や、書き順を調べた人も現れる。多くの人々の関心を集めたようだ。

一方、地元の人からはこういった声もあった。

「残念ながら鬮野川を漢字で書いてる地元民見たこと無い」「わざわざ、漢字書きする人はそう居ない言うてたな」という報告も届いている。地元ではひらがな書きが一般的だという。

ところで鬮野川(くじのかわ)とはどんなところなのだろう?

 

この地域の観光名所は、橋杭岩(はしぐいいわ)だ。海の浸食で岩の硬い部分だけが残された奇岩が、約800メートル続く。弘法大師が一晩で橋を架けようとしたが、橋の杭だけ残して終わったという伝説もある。

また鬮野川の地名には、「神が宿り、神事を行う野原の、川の流れがあるところ」という由来があると伝えられる。やはり、なんとも魅力的な地名だ

串本町鬮野川にある「橋杭岩」(Takuji Matsubaraさん撮影、Wikimedia Commonsより)
串本町鬮野川にある「橋杭岩」(Takuji Matsubaraさん撮影、Wikimedia Commonsより)

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