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実物触れる「うんこ展」 山口・徳山動物園の「型破り」企画

野口 博之

野口 博之

2017.07.21 20:00
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「乾燥・消毒してニスを塗っており、無臭」

「ゾウのふんを乾燥させ、消毒をしたうえで表面にニスを塗っています。本当は臭いのですが、ふんは固めていますので、無臭ですね。ただ、念のために、触った後は手を洗うように、注意を呼びかけています」

ふんは、直径が20センチあり、重さもなんと1キロに達する。

「実際に触ってみると、繊維がすごく多いのに気づくと思います。草などのその部分が消化されずに残っており、ふんを分解する生物の栄養にもなっているんですよ」

今回の「うんこ展」では、その臭いをかぐことができる動物の排せつ物も展示する。レッサーパンダのふんで、なんと「竹を蒸したような爽やかな香り」がするというのだ。「臭いという方もおられ、個人差があります。われわれ飼育員にとっては、そんな香りなんですけどね」と広報担当者。

レッサーパンダが笹の葉を食べた後に消化されない部分がふんの中に残っており、その香りなのだそうだ。

ゾウやキリン、ケツメリクガメなど13種類のうんこの標本も展示し、それぞれの大きさや色などを解説し、臭いは5段階レベルで紹介する。ちなみに、トラなど肉食動物の臭いが一番臭くて、最高点の5点になる。ムササビの小さなふんは、最も臭くない1点が付けられており、レッサーパンダの「爽やかな香り」も同じ点数だそうだ。

徳山動物園では、企画展の期間中、例年と同じぐらいの入場者3万人を見込んでいる。

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