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品川新駅開発で風前のともしび? 田町~品川間の「高輪橋架道橋」へ行ってきた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.06.17 11:00
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本当の制限は終盤

高輪橋架道橋は、都営浅草線泉岳寺駅近く、山手線品川駅と田町駅のちょうど中間地点に位置する、制限高1.5mという極めて低い天井が特徴の道路だ。

日本人の平均身長は、男女ともに12歳で1.5mを超えるため、中学校入学後の多くの人にとってはかなり厳しい制限だと言える。

うっかり制限より大きな車などが入り込まないようにと、通路付近には警告の標識が建てられている。

いざ、噂の道へ(画像はすべてJタウンネット撮影)

いざ、噂の道へ(画像はすべてJタウンネット撮影)

標識を通り過ぎると、問題の高輪橋架道橋が視界に入る。

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入口にある高さ制限を示すバーには錆が浮いており、歴史を感じさせる、というよりも、昭和っぽい雰囲気を過分に醸し出している。

しかし、天井の低さは想像していたほどではない。身長が185cmと高めの筆者だが、軽く首を傾げるだけで問題なく通行できた。

こちらは筆者の視線から撮影した画像だが、1.5m制限と言うのはかなり余裕を持った制限ではないか、という印象を与えた。

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少し進むと山手線の線路下を抜け、開放的な空間に出る。山手線が通り抜ける際の迫力は中々だ。鉄道ファンと思しき人も、この角度から写真を撮影していた。

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また、山手線を抜けた先の天井には梁のようなものが走っており、ところどころで首を休めることが可能だ。そのため、覚悟していたほどの圧迫感はなかった。

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「意外と余裕じゃないか」と考えながら歩を進めると、この通路の本気が顔を出した。ここからが本当の1.5m制限なのだ。この先に広がるのは、完全にコンクリートに覆われた天井である。

首を傾けるだけではとても通れそうにないので、中腰の姿勢で歩を進めることになる。

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緑色のライトの照らされた上下に狭い空間は、行ったこともない坑道を強くイメージさせた。

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中腰で腰を痛めながら数10mの道のりを進み、ようやく低い天井から解放される。重苦しいコンクリートの天井の圧迫感は想像以上に強い。

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なるほど、これは「珍スポット」と言っても差支えないだろう。

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