北海道のキャッチフレーズ「試される大地」が、じわじわと消えていた!
「試される大地」と聞いて、「あ、北海道ね」と反応する人は多いだろう。全国47都道府県のPR・観光用キャッチフレーズの中では、比較的よく知られている方だろう。
旅行者が万感の思いを込めて使うこともあれば、「厳しい自然・気候」を指して揶揄することもあるようだ。ズシリと重い響きが、なぜか北海道とマッチしているような気もする。
ところが2017年4月18日、このキャッチフレーズが消えている、というツイートが投稿され、話題となっている。
いつの間にかに、
— たぬきねこ@殿様ワッチ (@JGXC4035370) 2017年4月18日
「試される大地 北海道」から
「その先の、道へ。 北海道」に変わっていました! pic.twitter.com/zLjhb2HvCo
写真は、フェリーの船体のようだ。「『その先の、道へ。 北海道』に変わっていました!」というコメントが添えられている。「試される大地 北海道」は本当に消えてしまったのだろうか。Jタウンネット編集部は北海道庁に電話して聞いてみた。
とっくに新キャッチフレーズは決まっていた

電話で答えてくれたのは、北海道総合政策部知事室の広報広聴課の担当者だ。
「実は、新キャッチフレーズが決まったのは2016年4月8日、1年も前のことです。それから徐々に、切替が始まりました。封筒や名刺、ポスターなどの印刷物で、新キャッチフレーズを使うようになっているのですが......」と、担当者。「『試される大地』を併用しながら、できるところから、少しずつ替えていく方針です」とのこと。
新キャッチフレーズ「その先の、道へ。北海道」には、北海道が未来へ向けて、世界に向けて、前へ進んでいくイメージが込められている、と語ってくれた。
ツイッターにもこんな投稿があった。
ねぇ知ってる?悪天候などに見舞われる度にTLで試される大地がどうのとまだ根強く言われ続けているけれど 『試される大地、北海道』っていうキャッチコピーは実はもう廃止されて『その先の、道へ。北海道』に変わっているんだよ... pic.twitter.com/7SbYZ1WHEw
— サイコパスキチプクリン (@PQRIN) 2017年4月20日