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お役所なのに、オシャレすぎ! 神奈川・葉山町の「公式インスタ」がイケてる件

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.04.27 11:00
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神奈川県は相模湾に面する葉山町が、公式インスタグラムで風光明媚な町の魅力を発信し続けている。2015年6月に開設され、フォロワー数は1万3094人、投稿数は692件(17年4月25日現在)にのぼっている。

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透き通るような海に浮かぶ船を捉えたこの写真は2017年4月15日、「飛行機に乗らなくてもリゾート気分味わえるって噂」と添えてアップされた。「#葉山歩き」「#長者ヶ崎」「#海」「#週末野心」「#beach #ocean #sea の違いってなんだろう」「#浜辺 で #のんびり 過ごすもよし」「#SUP で #海上散歩 するのもよし」「#好きなように葉山を楽しんでね」などと、ハッシュタグが充実している。

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「ランチ×ヨット=葉山の素敵な休日」。きれいに盛り付けられたスパゲティ、パン、ヨットの組み合わせに、フォロワーはきっと目を奪われるだろう。3月26日、こちらもインスタグラムで投稿された。

葉山町はなぜ、こうした役所の広報らしからぬ言葉づかいでインスタを更新しているのか。Jタウンネット記者は、葉山町役場の「インスタグラマー」に話を聞いてみた。

インスタは「コミュニケーション性が強い」

葉山町政策課の高野愛子さん(28)と笠井佐淑さん(26)が、公式インスタグラムの「中の人」を務めている。

「ずっと広報紙『広報はやま』の編集担当だったのですが、高齢者や子育て世代にしか読まれませんでした」。

高野さんは記者に、インスタグラム開設の理由をそう話した。若者世代にどうすれば情報伝達できるか考えた結果、ツイッターやフェイスブックに加え、インスタグラムも始めることにしたという。

2人とも写真撮影が趣味だったわけではなかった。町の自然、食、ファッション......。高野さんが「広報はやま」時代に撮りためた写真があったので、素材に困ることはなかった。

初めは「写真主体のインスタは役所の広報媒体としては難しいと考えていた」が、今は違う。

「『いいね』や『コメント』の数で、評判が良かったかどうか分かる。コミュニケーション性が強いと感じました」

フォロワーに「フォロー」し返すようにし、「皆さんのタイムラインを見て、どんな写真に『いいね』や『コメント』がつきやすいのか、参考にしている」という。インスタグラムの規則で7500人までしかフォローできないが、現在(4月24日)7422人をフォローしている。

「これからも桜の開花や、ダイヤモンド富士など、葉山らしい季節を感じるような写真を載せていきたい」(高野さん)

GWのおすすめスポットをたずねると...

公式インスタを通じ、フォロワーが交流する場を提供できれば――。葉山町は16年1月以来、「オフ会」と称するイベントを開催するようになった。フォロワーたちは葉山町を歩き、写真を撮ってインスタに「#葉山歩き」のハッシュタグ付きで投稿する。最後には、その中から「フォトコンテスト」が行われるという。

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葉山町は4月上旬、こうした活動で撮影した写真を、フォトブック「HAYAMA NOTE」にまとめた。

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「#葉山歩き」のタグ付きで投稿された写真1万5000枚超から86枚を厳選し、「海」「自然」「グルメ」「生活」「街並み・風景」の5項目に分類した。高野さんによると、「86枚のほとんどは、フォロワーの皆さんが撮った写真」だという。

「これまで『歴史のある町』が葉山の魅力の1つだと思っていましたが、それだけではありませんでした。皆さんが葉山の魅力と感じるもの、新しい魅力に気づいたのです」(高野さん)

最後に記者は、GW(ゴールデンウィーク)に最適な「葉山」スポットを聞いてみた。「少々お待ち下さい」と電話を置いた高野さんが挙げたのは、5月3~5日に湘南国際村で開催される「湘南国際村フェスティバル」だった。

「『町の花』であるツツジが広い範囲で咲いているのを、楽しんでいただけると思います。高台からは富士山が見えますし、海を一望できますね」

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